スーパーGT第7戦オートポリスの決勝レースでGT500クラス優勝を果たしたMOTUL AUTECH GT-Rの松田次生とロニー・クインタレッリが、決勝の戦いを振り返った。

●MOTUL AUTECH GT-R:GT500クラス優勝
松田次生
「走り始めから、タイヤに関しては苦しいだろうと思っていたのですが、ロニー選手がスタートからすごくがんばってくれて、(J-P)オリベイラ選手とは4〜5秒差でピットに入ってきてくれました。チームのピット作業もすばらしかったと思います。それに対して、僕が抜けるとしたら相手のアウトラップしかないと思ったので、雨が降っていてリスクもあったのですが、新品タイヤから自分のアウトラップでプッシュしました。その後、(アウトラップの)カルソニックIMPUL GT-Rが前に見えて、インフィールドでは抜けませんでしたが、最終コーナーで相手のリヤが滑ったので、それに合わせてストレートでうまく抜くことができました。

「そこからはもう少し離していきたかったのですが、思った以上にピックアップがひどかったことに加え、相手がタイヤ交換を引っ張ったことでお互いのタイヤのピークがずれてししまい、途中で相手の方がすごく速い状態になってしまいました。(接触があった)ヘアピンでは、相手がすごい勢いで入ってきたので、僕は避けてクロスラインをとりました。少し接触はあったのですが、見えなかったのでどうしようもなかったです」

「雨が降ってきたときは、神様が嫌がらせしているのじゃないのかと思うくらいで、ピックアップもついてしまってどうすることもできない状況でしたが、その中で抑え切ることができたのは大きかったですね」

「チームとミシュランタイヤ、そしてロニーに本当に感謝しています。このいい流れを最終戦に持って行きたいです。とにかく一戦一戦を大事にしようと思いこれまで頑張ってきました。夏場の悪い流れでもきっちりとポイントを稼いきていて、それが今につながってきているので、最終戦でまた勝つことができるよう、力を合わせてクルマとタイヤをきっちり準備したいと思っています」

ロニー・クインタレッリ
「夏場のレースはずっと流れが悪くて、鈴鹿1000kmでもSUGOでもいろいろなことがあった。正直に言って、レースの前はタイヤがもつか不安がすごくあって、もしかしたら2ピットになるんじゃないかとも思っていたんだ」

「でも、レースが始まったら思ったよりタレ幅が少なくて、前の2台も僕たちと同じようなグリップダウンだった。ペースとしても、彼らと同じか僕のほうが速いような展開で、すごくいいスティントだったよ」

「タイヤがもってくれたこととチームのピット作業、そして次生のアウトラップの走りもすごく良くて、逆転することができた。本当にうれしいよ。連覇のことはまだ考えてないんだ。まずは優勝したことで流れを変えることができた。それだけですごくうれしいよ」

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