F1第9戦ドイツGPを終えて、ドライバーズランキング、コンストラクターズランキングともにレッドブル勢がリードを広げる形となった。
今回のレースでは、母国GP初制覇を成し遂げたセバスチャン・ベッテル以下、キミ・ライコネン、ロメイン・グロージャン、フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトン、ジェンソン・バトン、マーク・ウエーバー、セルジオ・ペレス、ニコ・ロズベルグ、ニコ・ヒュルケンベルグまでが入賞し、ポイントを獲得している。
ベッテルは、前戦イギリスGPでリタイアを喫しランキング2位のアロンソに21P差と若干詰め寄られたが、今回の勝利で再び34Pにまでリードを広げた。同様にコンストラクターズランキング首位のレッドブルもリードを広げており、2位メルセデスとの差は67Pとなった。
ドライバーズランキング3位のライコネンは、2位アロンソとの差を縮めた。今回のドイツで2位に入ったことに加え、僚友のグロージャンがアロンソの前で3位を守ったことで、その差を7Pとした。
コンストラクターズランキング2位のメルセデスと3位フェラーリの差は、前戦終了時と変わらず3P。ただ、ハンガリーGP以降は12年のコンストラクションと13年のコンパウンドを組み合わせた新たなタイヤが導入されることとなっており、ピレリとの極秘タイヤテストで「不公平なアドバンテージを得た」とされるメルセデスがタイヤ変更後も競争力を維持できるのかどうかは不透明だ。フェラーリもイギリスGPからマシンのペース不足に悩んでいるため、今後はさらなる混戦となる可能性もある。
上位3チームと若干離される形でランキング4位につけているロータスは、ダブル表彰台を獲得して大量33Pを手にした。今回はグロージャンも一時ラップリーダーに立つなど再びスピードを取り戻しており、次戦以降も2台揃って好成績を残せば、メルセデスとフェラーリに割って入ることができそうだ。