11月14日〜15日にツインリンクもてぎで開催されるスーパーGTの今季最終戦。すでにGT300クラスではチャンピオンが決定しているが、GT500クラスでは6台が戴冠の可能性を残してもてぎ入りすることになる。週末に向けて、チャンピオン争いの状況をまとめた。
ここまでシーズン7戦を終えてドライバーズタイトルの可能性を残すのは、カルソニックIMPUL GT-Rの安田裕信/ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ組、MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生/ロニー・クインタレッリ組、ZENT CERUMO RC Fの立川祐路/石浦宏明組、S Road MOLA GT-Rの本山哲/柳田真孝組、RAYBRIG NSX CONCEPT-GTの山本尚貴/伊沢拓也組、PETRONAS TOM'S RC Fの伊藤大輔/ジェームス・ロシター組という6台、計12人のみ。
この中で、現在ランキング首位のカルソニック GT-Rと2位のMOTUL GT-Rの得点差は、わずか2ポイント。加えて、この2台は優勝することができればライバルの順位に関わらずチャンピオンが決まる。
一方、3位から6位は首位とはややポイント差が開いており、自力戴冠の可能性はなくなっている状態。3位のZENT RC Fは13ポイントで首位を追う形となり、優勝もしくは2位が必須条件だ。また、4位〜6位に続くS Road GT-R、RAYBRIG NSX、PETRONAS RC Fも、まずは優勝あるのみという状況。その上で、各車ともイバルの順位次第によっては戴冠の可能性がある。
つまり条件としては、“ガチンコ”状態となっているカルソニック GT-RとMOTUL GT-Rの2台が優位であることは間違いない。この2台が決勝でも上位争いを展開した場合、レースの結果がそのままチャンピオン争いの結果となる可能性もありそうだ。