BMWモータースポーツは3月1日、2014年からDTMドイツツーリングカー選手権に投入するBWM M4 DTMの写真を公開した。

 2012年からDTMにM3 DTMを投入し復帰したBMW。初年度にはブルーノ・シュペングラーがチャンピオンを獲得し華々しく復帰を飾ったが、市販車では3シリーズのクーペ/カブリオレモデルが4シリーズとなり、新たにM4がリリースされたことにより、DTMのベース車両もM3からM4に変更されることが明らかにされていた。

 BMWは、今季から投入するM4 DTMの開発を2013年の開幕前からスタート。今季年明けまで開発が進められ、DTMを統括するDMSBへのスペックの提出も終了。3月31日からブダペストで行われるITRオフィシャルテストでトラックデビューを果たすとしている。

「BMW M3 DTMが最後のレースを終えるずっと前から、我々の開発チームは2014年型車両に向けハードワークを続けてきた。DTMに新車を投入するのは大変なチャレンジなんだ」と語ったのは、BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルト。

 DTMでは、BWMが参戦を開始した2012年から車両規定を変更。今季から日本のスーパーGT500クラスと共通化した規定となっており、日本ではレクサス、ホンダ、ニッサンがそれぞれ新規定に合わせたマシンを開発しているが、BMW M4 DTMには、新GT500車両とも異なる空力アプローチが見て取れる。

 今季はDTMでは自然吸気V8、スーパーGTでは直4直噴ターボとエンジンの違いがあるものの、DTM/GT500規定マシンでは前後フェンダー、サイド下部の『デザインライン』から下の部分の空力開発ができる。

 公開された画像を見ると、BMW M4 DTMはフロントフェンダー後端からサイドのデザインラインに至る部分が非常に大きく張り出しており、非常にユニーク。また、M3 DTMで使用されていたフロントフェンダーの階段状の形状は滑らかなものに改められた。

 また、特に目を引くのはサイドミラーだ。M3 DTMでも空力を意識したミラーが採用されていたが、M4 DTMではミラーステーの下部をウイング化。翼端板まで備える形状となっている。リヤフェンダー前端にも、小さなカナードが複数備えられている。

「私は仕上がりに自信をもっている。すべてのDTMファンは5月4日の開幕戦ホッケンハイムを楽しみにしていると思うが、我々だけがBMW M4 DTMがどれほど競争力が高いか分かっているよ」とマルカルトはM4 DTMに自信をみせている。

本日のレースクイーン

真木しおりまきしおり
2025年 / スーパーGT
ARTA GALS
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

  • auto sport

    auto sport 2025年7月号 No.1609

    【特集】LE MANS 2025
    “史上最混戦”の俊足耐久プロト頂上決定戦

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円