フェラーリは2016年型マシンデザインにおいてプルロッドフロントサスペンションからプッシュロッド式に戻して王者メルセデスと戦う構えだと伝えられている。

 現在のF1ではプッシュロッド方式が一般的だが、2012年からフェラーリはプルロッドフロントサスペンションを使用してきた。このシステムがF1で採用されたのは2001年にミナルディが使用して以来のことだった。

 しかしSky Sportsなど複数のメディアが、フェラーリは今年、プッシュロッド式を採用する見込みであると伝えている。
 プルロッドとプッシュロッドの違いに関し、F1出場の経験を持ち現在Sky Sports F1で解説者を務めるアンソニー・デイビッドソンは次のように説明している。
「プルロッドは空力面でメリットがあるが、メカニカルスタビリティが損なわれるため、マシンをデザインする上で伝統的に使用される手法ではない」とデイビッドソン。
「一方、プッシュロッドは伝統的なデザインだが、空力面で有利ではない」

 セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのドライビングスタイルはプッシュロッドに合っているとSky Sportsは論じている。

 Motorsport.comによると、プッシュロッドは空力および重心の面で不利な部分はあるがマシンのフロント部のハンドリング向上に役立ち、またフェラーリはマシンリヤ部でMGU-K、インタークーラー/コンプレッサーの位置を変更してリヤのトラクション向上を図る見込みだということだ。

 ただし、プッシュロッドへの変更がすぐに効果を発揮するかどうかは明らかではないとの意見もある。Sky F1の解説者テッド・クラビッツは次のように発言している。

「セットアップを変えることで、マシンの他の部分すべてを設計し直さなければならなくなる。フェラーリがプルロッドを選んだのは空力面のメリットを求めたからであり、マシンのリヤ部と共にうまく機能するよう考えられていた」

 2015年、フェラーリはベッテルと共に3勝を挙げ、メルセデスに次ぐコンストラクターズ選手権2位を獲得、今年はさらにその差を縮めることを目指す。

本日のレースクイーン

五十嵐希いがらしのぞみ
2026年 / D1グランプリ
ウエインズトヨタ神奈川モータースポーツアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    SUPER GT PARADE LAP EP.2 Produced by autosport web

    禁断のGT500スワップ企画第2弾!
    ニッサンZのコクピットに坪井翔と野尻智紀が潜入

  • auto sport

    auto sport 2026年12月号 No.1626

    特集 GAME CHANGER
    一夜にしてカテゴリーの趨勢を塗り替えた
    名車・名プロジェクト

  • asweb shop

    鈴鹿1000km 50回大会記念
    メモリアルフォトブック


    1966年に始まった鈴鹿1000kmレースの歴史を、50回大会を記念して振り返るメモリアルブック

    3,000円