F1合同テスト2回目が行われているスペイン・バルセロナ。テスト3日目の3月3日に、2017年より導入が予定されている「ハロ」と呼ばれるコクピット頭部保護システムを、フェラーリが初めて実際のF1マシンに装着してテストを実施した。

 担当したのはキミ・ライコネン。朝9時のセッションスタートと同時に「ハロ」を装着したマシンでガレージを出て行った。

 FIAは、このシステムをメルセデスとともに開発しており、F1以外のテストカーで実走テストをしたことはあるが、F1マシンでのテストは今回が初めて。なぜ、フェラーリがテストを担当したのか。公式な発表ではないが、フェラーリに近い筋からの情報によれば「今回のテストはFIAからの要請というよりも、アリバベーネ(フェラーリF1チーム代表)がテストしようということで進められた」という。

 また、なぜライコネンが担当することになったかについては、「ライコネンは技術的な観点から常に忌憚のない率直な意見を言うので、技術者にとって参考になるから」だとチーム関係者は説明した。

 この日テストされたカーボン製の「ハロ」は暫定版で重量は約6kg。F1以外のテストカーで行った最初のテストでは10kgだったので、4kgほど軽量化されている。まだ理想よりも重く、直径も約5cmと太く感じる。「FIAは、もう少し軽量化したいと考えている。ただ、そのためには十分な剛性を保つことができるかどうかが最大の問題となるだろう」と、ある関係者は語る。

 フェラーリはインスタレーションラップ後にハロを外して、通常のテストプログラムを開始している。ライコネンは、ハロの第一印象について「視界には問題ない」とコメントした。

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