バーニー・エクレストンは、ロバート・クビカの事故について語り、自分なら脅してでもクビカがラリーに出るのをとめたと述べた。
クビカは今シーズン開幕を前にラリーに出場、クラッシュを喫して重傷を負った。全快には時間がかかる見込みで、クビカは長期的にF1を欠場しなければならないものとみられている。
マーク・ウエーバーは、2008年の冬にマウンテンバイクの事故で骨折し、2009年の開幕戦に間に合うかどうかが懸念された。
F1公式サイトのインタビューにおいて、チームはドライバーたちが余暇に危険なスポーツに出場するのを禁止すべきだと思うかと聞かれ、エクレストンは次のように答えた。
「ひとつ言わせてもらいたい。アクシデントの種類を選べるなら、誰もがF1マシンでの事故を選ぶだろう」とエクレストン。
「2007年のモントリオールを覚えているか? クビカはぞっとするようなクラッシュを喫したが、脳震盪と足首の捻挫だけで済んだ。あの事故はF1が本当に安全なスポーツになったことを示している。ある種の活動を禁止するのは、ドライバーたちの時間をコントロールするためではない。この問題を解決するにはどうしたらいいか、私にはアイデアがある」
「たとえばクビカの場合だ。2回のテストの合間に彼はラリーに出場し、事故に遭った。私なら彼にこう言ったね。『よく聞け。お前は来週ラリーをするようだな。つまり、2週連続でテストをすることに飽き飽きしているというわけだ。それならテストではチームメイトとリザーブドライバーに走らせよう』とね。それでも彼はラリーに出たと思うかね? 出なかったはずだよ」