複数のF1チームは、来月シルバーストンで行われる若手ドライバーテストをレースドライバー参加によるタイヤテストに変更することを求めている。
ニコ・ロズベルグの優勝で幕を閉じたイギリスGPだが、現在多くのチームおよびドライバーの関心は、シルバーストンで多発したタイヤバーストの原因とその解決策に向けられている。
彼らは、今後もバーストを繰り返さないための対策として、7月17~19日のスケジュールで予定されているシルバーストンでの若手ドライバーテストを、レースドライバー参加によるタイヤテストに変更し、ピレリが抱える問題を手助けするべきだと考えている。
フェラーリのチーム代表、ステファノ・ドメニカリとレッドブルのクリスチャン・ホーナーは、タイヤテストに変更することがピレリの問題を助ける上で最も賢明な方法だと語った。
「それは、我々F1界が一体となって解決に取り組まなければならないものだ」とドメニカリ。
「もちろん、これから数日は議論する必要があると思っている。我々はここシルバーストンで若手ドライバーのテストを行うことになっており、このトラックがタイヤに非常に厳しいことを考慮すれば、ピレリの問題を解決するために行い、レースドライバーも参加させるべきだと思う。なぜならこれは、彼らにとっても非常に重要なことだからだ」
「チーム側としても、解決策を見つけることを強く保証できるし、そうなれば皆の利益となる」
ホーナーもドメニカリの意見に同意している。
「偶然にも数週間後にここでテストがある。現状は若手ドライバーのテストの予定だが、ピレリは問題の起きたトラックで適切なフィードバックを得ることができるはずだ。ただ、そのためにはレースドライバーかテストドライバーの参加を受け入れる必要があるだろう」
一方、マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュは、「個人的には、遅過ぎると思う。それは昨日すでに提案されていた」と、一刻も早い対策を求めている。