17日、イギリスのシルバーストン・サーキットで幕を明けたF1若手ドライバーテストは、マクラーレンをドライブするケビン・マグヌッセンが初日のトップタイムを記録した。
好天に恵まれたこの日のシルバーストンには、メルセデスを除く全10チームが姿を現し、レースドライバーを含む12名のドライバーがマシンを走らせた。
初日のトップタイムをマークしたのは、マクラーレンMP4-28をドライブしたマグヌッセン。彼は、セッション終了の20分前にミディアムタイヤで1分33秒602という最速タイムをマークすると、この日最多の100周を走破している。
2番手には、フォース・インディアのポール・ディ・レスタがつけた。レースドライバーのディ・レスタは、ピレリのタイヤテストで58周を走行。彼は、ハードコンパウンドでの走行後にマグヌッセンに続くタイムを記録した。
マーク・ウエーバーのテスト不参加により、丸一日走行の機会を得たアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが3番手に。午前中、ボディワークの修理で貴重な走行時間を失ったダ・コスタだが、挽回を図った午後のセッションではレッドブルRB9で55周を走り、総合3番手タイムをマークしている。
朝のセッションで唯一1分33秒台のタイムを記録したフォース・インディアのジェイムズ・カラドが4番手。ウイリアムズをドライブしたダニエル・ジュンカデラが5番手となった。
トロロッソを走らせたジョニー・チェコットは、セッション終盤にベストタイムを記録し6番手。ザウバーのロビン・フラインスが7番手につけた。
ロータスの開発ドライバーでアラン・プロストの息子でもあるニコラ・プロストが8番手。フェラーリの育成プログラムに属するダビデ・リゴンは、空力テストなどを行い9番手となった。
ケータハムをドライブしたアレクサンダー・ロッシはメカニカルトラブルで30分早くセッションを終了。また、ティオ・エリナスからマシンを引き継いだマックス・チルトンは、ECUトラブルに見舞われわずか25周しか走れず。それでも多くの周回をロングランに捧げている。
なお、この日のテストには、ザウバーの最終日を担当する佐藤公哉も姿を見せていた。