バーレーンでシーズン前最後のF1合同テストがスタート、初日の27日はダニエル・リカルドがレッドブルRB10・ルノーの走行を行った。

 レッドブルはルノーのパワーユニットとマシン自体の問題を抱え、2回のテストで苦労し、前回のバーレーンテストでも4日間で116周しか走れずに終わっている。

 27日の午前中にはリカルドは32周を走り、改善が見られているかに思われたが、午後には、ルノーの問題ではなくパッケージングによるオーバーヒートが発生、レッドブルはガレージで対策に取り組み、セッション終了数分前の時点までコースに復帰できなかった。

 リカルドは合計39周を走行、1分37秒908でこの日の7番手となった。

 レースエンジニアリング・コーディネーターのアンディ・ダメラムは、午前中は問題なく予定どおり走行できたが、長めの走行に取り掛かったところ、約5周でセンサーで異常に気付き、マシンをチェックするとエキゾーストに問題があることが分かったと説明している。

 レッドブルの作業の進行状況について聞かれたリカルドは、プログラムにおいて大きな遅れが出ているが、なんとか挽回しようと努力していると答えた。

「先週、僕らは本来ヘレスでやるはずだった作業を行った。今は先週の作業に取り組み、遅れを取り戻そうとしている」とリカルド。

「僕らがプログラムにおいて本来の位置に到達していないのは間違いない」

 リカルドは、残り3日間でロングランでのテストをしっかり行い、開幕戦オーストラリアGPへの準備を整えられることを切望している。

「外から見ると、ラップタイムと周回数しか分からないが、チームのメンバーは、マシンにおいて実現しているパフォーマンスレベルを理解している。僕らは今も上位で戦えると自信を持っているが、今の時点では判断しづらいね」

「去年のようにメルボルンで圧倒的強さを発揮することはないだろう。それははっきりしている。でも判断を下すにはまだ早すぎる」

「向上しつつある。午前中は今までよりうまくいったのは間違いない。パワーの面でも確実に前進した」
「今は自分たちのことだけを考え、周回を重ねることを心がける」

「今週は絶対にロングランを走りたい。そして決勝への自信をある程度持った状態でメルボルンに臨みたい」

「そうできれば嬉しいけれど、まだまだ道のりは長いね」

本日のレースクイーン

那波青ななみあお
2025年 / スーパーGT
AMORESY PIXIE
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

  • auto sport

    auto sport 2025年8月号 No.1610

    スーパーGT熱闘最新アップデート
    GT500 3ワークス開発概況
    『24年モデル』GRスープラの“穴”を突け

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円