HANKOOK KTR
TEAM RELEASE
2012年 SUPER GT シリーズ Rd3 マレーシア
予選コースレコード マレーシア初勝利をポールトゥウィンで決めた
暑いマレーシア戦に熱い気持ちを持ってHANKOOK KTRは現地入りした。チェッカーが降られるまでそしてゴールするまで何が起こるかわからないマレーシア気を引き締めて戦いに挑む。
予選 6月9日(土) 天気:曇り コース:ドライ 気温:31℃ 路面41℃ 観客動員数28000人
予選1回目は藤井選手がタイムアタックを行う。マシンのセットはフリー走行で確認をしているがタイヤとマシンのフィーリングが良いので更にタイムアップを目指したセットの微調整を行って、いざ予選開始。 藤井選手のミス無く攻めの走りで難なく2‘05.011トップタイムをマークしスーパーラップ進出を決めた。
藤井選手がトップタイムなのでもちろんスーパーラップ登場は最後である。ステアリングを握り全神経を集中させる影山選手、一方静まりかえったピットでは他のチームが出すタイムをスタッフは固唾をのんで見守る。
4番手に登場した#87 JLOC ランボルギーニの山内選手が2‘05.371のタイムを出しトップである。No.911 エンドレスTAISAN 911横溝選手 No.88 マネパ ランボルギーニ織戸選手も今一歩届かずに、いよいよ#33HANKOOK KTRのタイムアタック開始。 影山選手の隙の無い走りミスも無駄ももちろん無い。誰もが#87を追い越せるはずと思いながらモニターを見つめる中チェッカーを受けたタイムは2'04.262でコースレコードを大幅に更新するとともにマレーシアにおいてはポルシェ初そしてHANKOOK TIRE初のポールポジションを獲得した。場内の観客が沸きかえるのはもちろんスタッフ一同も興奮しガッツポーズを決めた。
明日の決勝もこのままの波に乗って優勝を決めたいとチーム一同思った。
6月10日(日) 天候:晴れ コース:ドライ 気温33℃ 路面:44℃ 観客動員数48000人
今日も暑く長い一日になりそうだ、朝のフリー走行も問題無く走行して最後の確認をスタッフ・ドライバーで行った。
マシンがグリッドを離れて周回を始めるペースカー先導のもと2周してからシグナルがグリーンに変わった。綺麗なスタートをして1コーナーに飛び込む影山選手、何と後方では2番手のNo.911 エンドレスTAISAN 911がスピンして混乱が起こっているがこの隙にダッシュを決めて走る影山選手は5Lap目5秒差10Lapでは6秒差とコンスタンスに2'09秒台で走り少しずつ確実にマージンを稼ぐ24Lap目10秒差と2番手#88とタイム差をつけてPit In 藤井選手にバトンタッチする。 マシンの仕上がりタイヤとのバランスの良さを確信し走行を行う藤井選手には自信が見て取れた。意識が朦朧とする暑さの中、一瞬の判断がミスを招く状況でも集中をとぎらせずに走る藤井選手は丁寧に走り続け気がつけば、40Lap目2番手#0 GSR 初音ミクに20秒以上の大差をつけていた。チェッカーを受けるまでもタイム差は広がり無事ゴール。マシンを降りたあとの藤井選手の清々しい笑顔が心象的であった。HANKOOK KTRはマレーシアに於いてHANKOOK TIRE初 ポルシェ初のポールトゥウインを見事に決めた。
勝手兜の緒を締める、この言葉どおりシリーズチャンピオン目指して頑張りますので皆様引き続きご声援よろしくお願い致します。
鈴木恵一
チームの皆が一丸となって頑張ってくれた。ハンコックタイヤの技術力が素晴らしい、短期間でこんなにも良いタイヤを作ってきてくれて感謝してます。ドライバー、技術者、スタッフの皆が本当に頑張ってくれたから歯車がかみ合ってすべてが上手くいった。今回の勝ちはすごく大事、今後に向けていろんな意味で広がった。戦い方もわかって来たし大事な一勝だよ。もうチームは次のレースに向けて出発準備開始!スポンサーの皆様、ファンの皆様ご声援ありがとうございました。次回の菅生も頑張りますので引き続き応援よろしくお願い致します。
影山正美
レースウィーク序盤で問題を抱えながらも、チームの総合力で早めに軌道修正ができたことがその後の結果に繋がったと思います。また、2月に行ったマレーシアテストの成果も存分に発揮でき、この灼熱のマレーシアでの勝利は、「雨のハンコック」のイメージを払拭できたレースになったと思います。そして、ハンコックタイヤにとってこのセパンサーキットでこれまでの最高位である6位をはるかに上回る結果を残せたことは大きな一歩となりました。決勝では、タイヤマネージメントを慎重に行った結果と、勝ってもおかしくないマシンが、トラブル等によって後退したことで運を味方につけたことも含め、ハンコックチーム全体の力で勝ち取った勝利だと思っています。まだまだ上位を追い上げる立場ですが、残りのレースも十分にありますし、着実に結果を残していく所存です。引き続き、応援の程宜しくお願い致します。
藤井誠暢
このセパン戦での優勝(ポールtoウィン)は僕達にとって本当に重要な勝利です。週末を通じてマシンもタイヤも素晴らしい速さと安定感があり、自信を持って挑むことができる状況でした。特にHankookタイヤさんが1月のタイヤテストでのデータと基に用意してくださったタイヤが、高く安定したパフォーマンスを発揮してくれたお蔭で、大きなマージンを築いての優勝へ繋がったと思います。また、ポルシェGT3Rの速さと信頼性にもアシストされました。この勝利はHANKOOK KTRに関わる全ての方々で得た最高の優勝です。Hankookタイヤさん、KTRの全チームスタッフ、ポルシェジャパンさん、COXさん、チームスポンサー各社、影山選手、そして全てのファンの皆さんに心から感謝しております。本当にありがとうございました。シリーズチャンピオン獲得を目指し次戦以降も全力を尽くしますので、引き続きご声援を宜しくお願い致します。
