7日、ホンダエキサイティングカップ ワンメイクレース2010 インターシリーズ第7戦の決勝レースが行われ、谷口信輝(ジョージスピリッツM7シビック)が金石年弘(Keihin Enjoy Honda CIVIC)をファイナルラップで逆転。シリーズでも大逆転で今季チャンピオンを獲得したかと思われたが、レギュレーションによりチャンピオンは松井隆幸となった。

 シリーズ開幕当初からスーパーGTドライバーの参戦、そして開幕勝利で注目を浴びていた谷口だが、最終戦に臨むにあたっては谷口は優勝が絶対条件、2連覇中のランキング首位・松井隆幸が12位以下とならなければチャンピオンとなれない厳しい条件となっていた。

 迎えた今回の鈴鹿ラウンドの予選では、こちらもスーパーGTドライバー、金石年弘がポールポジションを獲得。谷口が2番手というグリッドに。スタートでは金石が飛び出し、谷口がピタリとマークするレース展開となった。

 一方、その後方で3周目に北野浩正と接触した松井は、そのダメージかレース終盤に向けてジワジワと順位を下げていく。どうやらトラブルが発生したようで、ラップタイムも他車に比べて10秒近く遅いタイムとなってしまい、12番手以下にポジションを下げてしまう。

 これでチャンピオンの芽が出てきた谷口だが、トップの金石も速く、GTドライバー同士の激しいバトルに。しかし、迎えたファイナルラップのスプーンで2台は軽く接触しながらも谷口がインへ! 谷口が大逆転でトップチェッカーを受け、シリーズでも谷口が同ポイントで松井に並び、勝利数の差で大逆転チャンピオンに輝いたとサーキットにいた誰もが思った。

 マシンを降り、笑顔で金石と握手をかわした谷口は「やった〜!」と渾身のガッツポーズをみせ、表彰台でのインタビューにもチャンピオンとして答えていたが、シビックレースの特別規則には『シリーズ中に懲罰を受けたドライバーは(中略)同ポイント中最下位とされる』という項目があり、谷口は第2戦で黒旗無視により失格の裁定を受けていいたため、同ポイントで並んでいた谷口と松井の場合、チャンピオンは松井のものに決定した。

 松井はこれでシビックインターシリーズ3連覇。一方の谷口は惜しくもチャンピオンは逃すこととなったが、このレースでトップを争った金石年弘とともにGTドライバーの実力をみせ、今季のシビックインターを大いに盛り上げたと言えるだろう。

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