スウェーデンのニカ・レーシングは2日、2014年の世界ツーリングカー選手権(WTCC)でTC2車両のホンダ・シビックWTCCを走らせると発表した。ドライバーには、日本の谷口行規を起用する。
シボレー・クルーズを走らせた2013年のニカ・レーシングは、ミカエル・ニキェールと共にシーズン3勝を挙げて一時ランキング2位につけるなど活躍。また、日本ラウンドの鈴鹿では吉本大樹を起用し、最終戦のマカオでも谷口行規を起用している。
谷口は昨年、鈴鹿ラウンドにフレディ・バースの代役としてスポット参戦。ウィッチャース・スポーツのBMW 320 TCをドライブすると、続く上海でもカンポス・レーシングのセアト・レオンWTCCをドライブ。マカオと合わせ、同一シーズンで3チームの異なる3台を走らせた初のドライバーとなった。
チーム代表のニクラス・カールションは、ホンダとの提携について次のように語っている。
「2013年はニカ・レーシングにとってファンタスティックな一年だった。我々はWTCCに残ることができて興奮している」とカールション。
「ホンダとの新たなパートナーシップを楽しみにしているし、とても喜んでいるよ。同時に、本当に忘れられない年月を過ごさせてくれたシボレーに感謝したい。我々は一緒に2度のSTCCタイトルを獲得し、WTCCの3レースで勝利したんだ。シボレーは、我々のチームが国際舞台で地位を確立する上で重要な役割を演じてくれた。だが、今は未来を見るときなんだ。2014年は本当に面白い旅路の始まりでしかない」
ニカ・レーシングは、昨年末からホンダとの交渉をスタート。彼らは今月16日の記者会見で、チームの長期計画のすべてを発表するとしている。