スーパーGT500クラスでEPSON HSV-010をドライブする道上龍が、東北地方太平洋沖地震の被災者に向け、『Lend Japan a Hand』というチャリティ企画をスタートさせることとなった。

 道上はすでに、ホンダの他のドライバーとともに避難所を訪問したり、他のモータースポーツ界の義援金活動に協力したりと今回の震災に向けた活動をスタートさせているが、「これまで報道されてきた被害状況は想像を絶するもので、震災後多くの人が募金や節電などを呼びかける一方で、飛び交う情報を得て、自分の身を守ろうと必死になる人々の姿には違和感を感じずにはいられませんでした。平和な日本でこれまで経験したことのない出来事に遭い、すべてが信じられないことばかりで、僕自身心が折れかけていました」と胸中を明かしている。

 そんな中、「今、僕にできることがあるのか」と道上は模索。「連日伝えられる被災地の様子はまだまだ混乱が続いており、復興活動に対して素人である僕が今できることは検討もつきませんでした。そんな時、被災者であるにも関わらず、自らの使命を果たすために危険な現場で命をかけて活動されている方が沢山いらっしゃることを知りました。僕にも、僕のいるべきところですべきことがあるはずだと気づかされました」と何かアクションを取ることを決意したという。

 スーパーGTでは震災の影響もあり開幕戦も延期、テストを行うこともできない状況が続いており、「僕個人としても、僕を応援して下さっているファンの皆さんの力もお借りして義援金を募る活動をしたいと考えました」と道上自身でも活動を開始。道上がスタートさせるのは、『Lend Japan a Hand』というもの。「深い悲しみと大きな不安に包まれた日本に救いの手を差し伸べて欲しい。そんなメッセージを込めたTシャツを製作、販売」し、収益金は支援活動団体に寄付し、復興活動の役に立ててもらうとのことだ。

「まずひとつ、僕ができることを始めます。賛同いただける方は是非ご協力お願い致します。また、僕にできることが何か他にあれば、皆さん教えて下さい。よろしくお願い致します。厳しい生活の中、世界中の応援に応えて立ち上がろうと必死に耐えている被災地の方々が一日でも早く元の生活を取り戻せるように、心より祈っています」と道上は今回のプロジェクト立ち上げについてコメントを残している。

道上龍オフィシャルホームページ
http://www.michigami-ryo.com/

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