今シーズン、EPSON NAKAJIMA RACINGからスーパーGTに参戦することになった道上龍、中山友貴のふたりがチームの参戦発表の場で今季への抱負を語った。
これまで長きに渡り18号車をドライブしてきた道上は、今季新たにチームを移籍。昨年ランキング15位と苦しんだEPSON NAKAJIMA RACINGでタイトル争いへの復活という大きなチャレンジに挑むことになった。
「中嶋悟総監督という偉大な方と初めて一緒にレースができることが楽しみです」と道上はこの移籍に対する素直な思いを口にした。
「HSV-010 GTのデビューイヤーという節目にあたり、僕自身もチームを変わり、チームメイトもこれまでよりも若くなりました(笑)。いろんな要素が変わったなかで大きなチャレンジをすでに始めています」と話す。ニューマシンについても、「率直に言って、NSXと比べ乗りやすさが増しました。レースの長い距離を考えた時、安定したスタビリティのおかげで、これまでよりも楽な感じでドライビングができるような感じを受けました」と手応えを掴んでいる様子だ。「僕としてはタイヤメーカーがこれまでと違うのでまだまだやるべき事はたくさんありますが、レースに向けていい感じで仕上がっていると思います」
一方、ベテランの道上をパートナーに迎えるかたちとなったチーム2年目の中山も、道上から多くのことを学べるだろうと語っている。
「チームはダンロップタイヤの開発も同時に行っていますが、その作業段階での道上選手のコメントの多さと内容にはとても勉強になるものがあります」
「昨年は正直悔しいレースばかりで納得のいく結果を残せなかったので、今年は結果でお返ししたいと思っています。マシンも新しくなったので、HSV-010 GTの初代チャンピオン、開幕戦優勝を狙っていきたいです」と笑顔を見せた。