スーパーGT第5戦インターナショナル ポッカサッポロ1000kmは17日、鈴鹿サーキットで公式予選が行われ、GT500クラスはMOTUL AUTECH GT-Rが今季2回目のポールポジションを獲得。GT300クラスはSUBARU BRZ R&D SPORTが今季4回目のポールを獲得した。
Q1:
午前中から真夏の天候となったスーパーGT第5戦インターナショナル ポッカサッポロ1000kmの予選日。14時からスタートした公式予選も気温33度と、酷暑の中で走行が始まった。そんな中、GT300クラスの予選Q1で、いきなりコースレコードを更新してきたのは山野哲也がドライブするSUBARU BRZ R&D SPORT。Q1途中でアタックをやめ、温存する余裕をみせトップでQ1を突破した。
2番手につけたのはS Road NDDP GT-R。OKINAWA-IMP SLS、ARTA CR-Z GT、Exe Aston MartinとJAF-GT車両とFIA-GT3車両が入り混じる展開に。一方、JAF-GT勢の中でもMUGEN CR-Z GT、Panasonic apr PRIUS GTがQ1敗退となった。
続いてスタートしたGT500クラスのQ1。MOTUL AUTECH GT-R、WedsSport ADVAN SC430の2台が先行してコースインし、その他の車両は残り7分というところで一斉にコースイン。チェッカーに向けてアタックが展開されていった。
次々とタイムが更新されていく中、トップを奪ったのはフレデリック・マコウィッキがドライブしたウイダー モデューロ HSV-010! それを上回るべく、関口雄飛がドライブしたREITO MOLA GT-Rがセクター1〜2とベストをマークしてくるが、セクター3で伸びずなんとノックアウトの9番手となった。ウイダーに続いたのは国本雄資がドライブしたENEOS SUSTINA SC430。次いでZENT CERUMO SC430、MOTUL AUTECH GT-R、PETRONAS TOM'S SC430というトップ5となった。
Q2:
10分間のインターバルをおいてスタートしたGT300クラスの予選Q2。佐々木孝太がステアリングを握ったSUBARU BRZ R&D SPORTは、Q1の山野に続いて2分1秒台という素晴らしいタイムをマーク。圧倒的なパフォーマンスに他車はさすがに及ばず、チェッカーを待たずしてアタックを終える余裕の予選を終え、今季なんと4回目のポールポジションを獲得してみせた。
2番手につけたのは、佐々木大樹がアタックを担当したS Road NDDP GT-R。鈴鹿公式テストでも好調だったS Roadがフロントロウを占めている。3番手には、今回非常に好調のExe Aston Martinが安岡秀徒のアタックで、今季最上位グリッドを獲得してみせた。
続いてスタートしたGT500クラスの予選Q2。ウイダー モデューロ HSV-010、MOTUL AUTECH GT-Rとミシュランを履く2台が先行でコースインし、ゆっくりとタイヤをウォームアップさせながらアタックに入っていった。
そんな中、早々にアタックを終えた2台がトップ2を占めることとなる。ポールポジションを決めたのは、この鈴鹿で2連勝中の柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組が駆ったMOTUL AUTECH GT-R! ウイダー モデューロ HSV-010をコンマ2秒上回り、開幕戦岡山以来となる今季2回目のポールポジションを獲得した。2番手にウイダー モデューロ HSV-010、3番手にPETRONAS TOM'S SC430と3メーカーのマシンがトップ3を分け合う結果となった。