スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは18日、8月30日〜31日に鈴鹿サーキットで開催されるインターナショナル鈴鹿1000kmのエントリーリストを発表した。GT300クラスは16台が第3ドライバー登録をしており、注目のドライバーが揃った。

 伝統ある真夏の耐久レース、鈴鹿1000kmは2006年からスーパーGTの一戦として開催されており、年々スプリント然としたハイスピードのレースが展開されている。通常の300kmのレースの3倍以上にあたるレース距離により、毎年さまざまなドラマが起きるレースだ。また、第2戦富士同様第3ドライバー登録が可能となっており、レース距離を鑑み多くのチームが第3ドライバー登録をしている。

 GT500クラスでは通常どおりの15台がエントリーしているが、ここ数年のトレンドどおり第3ドライバー登録をしているチームはない。この鈴鹿は通常レースよりもポイントが多く与えられることから重要なレースと言えるが、多くのマシンがかなりウエイトハンデを積んでおり、ウエイトが軽いチームにとってはいかに上位との差をこのラウンドで詰められるかがポイントだ。

 なお、GT500クラスでウエイトハンデが50kgを超え、燃料リストリクター規制が加えられているのは6台。前戦富士で優勝したウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTは、NSX勢の中で初めて燃リスダウンが加えられている。

 GT300クラスは24台がエントリーしたが、そのうち16台が第3ドライバー登録を行った。すでにシーズン当初から合同テストに参加しているドライバーも多いが、今回明らかにされ大いに注目と言えるドライバーも多く発表されている。

 まず、昨年のチャンピオンカーであるMUGEN CR-Z GTには、昨年限りでGT500クラスのシートを退いた道上龍が乗り込むことになった。道上はすでにテストでCR-Zをドライブしているが、走行はわずかな時間に留まっており、注目の参戦と言える。

 また、既報のとおりニッサンGTアカデミー出身のヴォルフガング・ライプがB-MAX NDDP GT-Rに乗り込むほか、DTMドライバーのアウグスト・ファーフスがStudie BMW Z4に乗車。さらに、それに加えてアウディのファクトリードライバーで、今季ニュルブルクリンク24時間でも優勝したクリストファー・ハーゼがAudi R8 LMS ultraに乗り込むことになった。

 今季、GT500クラスではDTMと車両規定を統一化した新シャシーが導入されているが、これらの車両にとって1000kmという長丁場は初。いったいどんなドラマが展開されるのか、非常に注目が集まるところだ。

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