関口雄飛 PRESS RELEASE
2014年7月21日

雨に翻弄されたスーパーGT第4戦「SUGO GT 300km RACE」
関口雄飛、脇阪寿一が果敢に攻めるも、天候が味方せず、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHは12位完走でチェッカーを受ける。

 新時代を迎えた2014年のスーパーGT第4戦が、7月19~20日、杜の都、仙台、スポーツランド菅生で開催されました。今年、関口雄飛はチームを移籍し、新たにトヨタ・レクサス・ドライバーの一員として、ミスターGT の異名を誇る脇阪寿一選手と共に LEXUS TEAMWedsSport BANDOHより引き続き国内最高峰のGT500クラスに参戦しております。

 事前に実施されたスポーツランド菅生での公式タイヤテストで好感触を得ていたこともあり、また昨年の同レースでは関口雄飛が予選1位、脇阪寿一選手が予選2位という得意なサーキットです。また昨年、関口は自らのスティントをトップで走りきり、脇阪選手は中盤レースをリードしながらも、両者ともに不運に見舞われ勝てなかったレースでもあり、リベンジの気持ちが高まっているイベントでした。

 このレースまでのインターバルを利用して、関口雄飛は心、技、体の三位一体を重視する武道の精神を尊び、アスリートとしてのレーシングドライバーのあるべき姿を考え抜いた結果、FTRS時代に学んだメンタル・トレーニングの効用をいまいちど学びなおそうと、旧知の国際的にも有名なメンタルコーチ、高妻容一先生の門を叩きました。精神力の強さと平常心の大切さを学び、サーキットで持てる能力がフルに発揮できるよう、日々、着実にその指導を守り、地道な努力を積み重ねています。高妻先生も関口の姿勢を評価し、サーキットにスタッフを派遣していただくことになりました。

 ドライビングテクニックに関しても過去のデータを見直し、0.1秒でも削り落とせるところがないか詳細にチェックしました。常に気をつかっている体力トレーニングに関しても、新たな境地を開くべく知人の格闘家、高岩竜一選手の指導を受けることとし、スタミナのあるしなやかな筋肉づくりと同時に、必要な時に最大限発揮される瞬発力に磨きをかけました。その疲れた身体をケアするのに、S-KEEPさんというボディメンテナンスの専門家にお願いし、今後は鈴鹿 1000km等の現場にも来ていただき、サポートしていただくことも決まりました。

 しかし関口の万全な準備とは裏腹に、気まぐれな天候が LEXUS TEAMWedsSport BANDOHを翻弄しました。タイヤテストの段階からこの時期の仙台地方の気温の高さを想定して開発したコンパウンドが、週末を通じて20度前後という予想外の気温の低さに合わない可能性が危惧されたうえに、週末を通じて、雨が降ったり止んだりの予報です。

 土曜日の朝のフリー走行に臨んだLEXUS TEAM WedsSport BANDOHでしたが、セッションは序盤からウェット路面。途中、スピンしたマシンの回収で赤旗中断となり、さらに雨が強まりました。関口、脇阪両選手の評価は濡れはじめの路面ではかなり厳しいが、ヘビーウエット路面であれば圧倒的なアドバンテージがあるという点で一致しました。

 午後に予定されていた予選は折からの濃霧のためスタートが延期され、最終的に中止。日曜日の朝に行われることとなりました。

 日曜日の予選は次第に路面が乾き始める状況となり、今回用意されたタイヤにとって最も厳しい路面状況となってしまいました。タイム的には15番手に沈みましたが、天気予報では再び午後には雨が強まるとのことで、チームは決勝に向けての準備に余念がありません。

 しかし決勝レースはLEXUS TEAM WedsSport BANDOH にとって予想以上に厳しい展開となってしまいました。全車スリックタイヤでフォーメーションラップへ向けてスタートした直後に雨が降り出し、隊列が整うまで 3周に渡ってペースカーがコース上にとどまり、レース開始。それと同時にピットに飛び込みレインタイヤに交換する選手と、ステイアウトする選手に分かれ、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHは関口をピットに呼び込みました。

 ウェットタイヤでレースをスタートした関口でしたが、予想とは裏腹に、数周で路面が乾き始めてしまいタイヤが悲鳴をあげ、再びスリックタイヤに交換して再スタートしました。しかし最初からスリックでステイアウトしていたライバルたちに周回遅れとされてしまいます。ラップタイムはトップグループと同等でも、その遅れを取り戻すのは厳しく、脇阪寿一選手にバトンタッチ。

 その脇阪選手も追い上げを開始しようというタイミングで再び雨。このタイミングでリスクを負う必要はないと判断し、4回目のピットイン。レインタイヤに交換して再スタートしました。結果はライバルたちの脱落もあって12位完走。LEXUSTEAM WedsSport BANDOHのスタッフにとっては厳しい週末となってしまいました。

 レース後、板東正敏監督は、「コンディションの変化に対して、いろいろな戦略を考えていましたが、それがすべて裏目に出てしまいました。ピットが3回余計でしたし、もっと悪天候を期待したのに外しました。全体的にまだまだ詰められるところも多く、逆にレクサス陣営が多く上位にいるので、タイヤとパフォーマンスがマッチすれば上位を狙えることも確認できたレースでした。次の富士の前に鈴鹿でのタイヤテストがあるので、さらに開発を進めて富士に望みます」と語りました。

 脇阪寿一選手はレース後、「今回のレースは言い訳ではないですが、天気に翻弄されました。雨が降るとレイン、晴れるとスリックの判断が後手、後手となってしまい4回もピットに入りました。1回で決めたチームが勝ったことを考えると厳しいですが、現状の我々のマシンをゴールにつける為には必要なピットインだったと思います。次の富士に向けて、コンディションの変化に対する幅の狭さに対応するのは急務ですね」と語りました。

●関口雄飛のコメント
「今回の週末は天候に翻弄されて、自分たちのレースが全然できなかったと感じました。予選も決勝もペース自体は悪くはなかったのですが、雨が降ってくるタイミングとピットインのタイミングが噛み合わず、ライバルたちより多い回数のタイヤ交換をしてしまいました。スタート直後にレインタイヤに交換したら、すぐに路面が乾き始めてタイヤがブローし、再びスリックに交換した結果、落ち着いた頃には周回遅れとなっていました。ですから後方からトップ争いをするレクサス・チームのマシンが来ると、スムーズに譲るためにわざとベストなアウト側ではなく、ラインを外してイン側を走り、可能な限り接触をさけることでタイムロスすることもありました。次の富士のレースからは中盤戦、後半戦へと突入するので、運も含めて上昇気流に乗せていきます」

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