韓国GPの主催者は、2011年の観戦チケットを大幅値下げすることを明らかにした。今月までの購入なら50パーセントを割引くなどし、チケットの平均価格を31万5000ウォン(約2万3000円)まで抑えるという。
ロイターによれば、2010年は12万8700ウォン(約9400円)だった最も安いチケットを今年は8万7000ウォン(約6300円)まで引き下げ、昨年は平均46万ウォン(約3万3000円)だったチケット価格を大幅に引き下げる方針を示しているという。
昨年の韓国GPには、およそ17万人もの観衆が詰めかけたとされているが、レースプロモーターのKAVO(コリア・オート・バレー・オペレーション)はチケットセールスの不調を補うために何千枚もの無料チケットを配布するなどして問題となった。
また、サーキット建設が大幅に遅れるなど度重なる不祥事の責任を問われた当時のKAVO会長チャン・ヨンジュは、今年に入ってその職を解任されている。
「今年はチケット販売、広告、その他の部門など運営面の改善を行う」と組織委員会のパク・ヨンジャンは語っている。
「我々は、サーキット建設とチケット価格に問題があったことを認識している。モータースポーツがレジャー産業の核となるよう最善を尽くすつもりだ」
韓国GPは、2010年のベストプロモーター賞を受賞している。