2011年F1第16戦韓国GPは現地時間14日に韓国国際サーキットで幕を明け、午前10時からのフリー走行1回目は、メルセデスGPのミハエル・シューマッハーがトップタイムをマークした。小林可夢偉(ザウバー)は6番手となった。
悪天候に見舞われた韓国GP初日。1回目のフリー走行は降りしきる雨のなか、ヘビーウエットのコンディションでスタートした。
今回、タイヤサプライヤーのピレリは赤いマーキングのスーパーソフトタイヤと黄色のソフトタイヤを投入。また、オーバーテイクを促進するDRSゾーンは2コーナー後のストレート後半1カ所に設けられた。
この1回目の走行には、チーム・ロータスからカルン・チャンドックが出走。HRTからはナレイン・カーティケヤン、そしてトロロッソからはハイミ・アルグエルスアリに代わってレッドブル傘下のフランス人ドライバー、ジャン−エリック・ベルニュがグランプリ初走行を果たしている。
終始、ウエットコンディションとなった最初の90分は、各チームとも揃って走行を見合わせ、タイムも24台中、18台のマシンが記録するに留まった。また、タイムも2分02秒台をマークしたメルセデスのシューマッハーがトップで、2番手にセバスチャン・ベッテル、3番手はフォース・インディアのポール・ディ・レスタとなった。
ザウバーの小林可夢偉は多めの13周を走り6番手。なお、フェラーリ、ロータス・ルノーGPの各2台とヘイキ・コバライネン(チーム・ロータス)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)はコースインこそしたものの、このセッションではタイムを記録せずにセッションを終えている。