2013年F1第14戦韓国GPは現地時間4日、霊岩(ヨンアム)にある韓国インターナショナル・サーキットで幕を明け、午前10時から行われたフリー走行1回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。

 大型の台風23号の影響が懸念されていた今週末の韓国GPだが、初日のサーキットは雲ひとつない青空に恵まれ、気温21度、路面温度29度というドライコンディションでFP1のスタートを迎えた。

 前戦シンガポールで背中の痛みが再発したロータスのキミ・ライコネンはとりあえず様子見の状態ながら無事に出走。またこのFP1では、フォース・インディアがリザーブドライバーのジェイムズ・カラド、同じくマルシャもロドルフォ・ゴンザレスを起用している。

 90分のセッションがスタートすると、まずは22台のマシンがミディアムタイヤを履いてインスタレーションラップを行うが、序盤の30分はマルシャのゴンザレスひとりが周回を重ねることに。そのゴンザレスはセッション開始20分過ぎにコーナー立ち上がりの縁石でバランスを崩しスピン、ウォールに接触してフロントノーズを失ってしまった。

 その後、セッション折り返しの45分を過ぎると、レッドブルやメルセデス、フェラーリといった上位勢もタイム計測に入ってくる。ここで好調な滑り出しを見せたのはメルセデスの2台。中盤、タイムシートのトップに浮上したシルバーアローはニコ・ロズベルグが立て続けにベストタイムを更新すると、チームメイトに続いたハミルトンも真っ先に1分39秒台に入れてきた。

 そのメルセデスとともに好スタートを切ったレッドブルはマーク・ウエーバーが2番手、セバスチャン・ベッテルもロズベルグに続く4番手につける。フェラーリはフェルナンド・アロンソが5番手につけ、ライコネンが6番手と続いた。

 終盤は各車がそれぞれのプログラムに移り、上位はアロンソが3番手、フェリペ・マッサが4番手、ジェンソン・バトンが5番手タイムをマークするもトップ2は変わらず。
 しかし、チェッカー直前にロータスのライコネンが最終コーナーでコントロールを失い、その先のウォールに高速でクラッシュ。ライコネンは自力でマシンを降りて無事だったものの、マシンはフロント、リヤともに大きなダメージを負っており、この後のFP2への影響が懸念される。

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