F1第10戦ハンガリーGPは、現地時間27日14時(日本時間21時)より公式予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが今季4回目、通算30回目のポールポジションを獲得した。
午前中のフリー走行3回目に続き快晴の中で行われた公式予選。Q1開始時の気温は33度、路面温度は48度を記録している。
ポールポジションを争うQ3には、レッドブル、フェラーリ、ロータス、メルセデスの各2台に加え、マクラーレンのセルジオ・ペレスとトロロッソのダニエル・リカルドが進出した。
Q3では、初日から好調を維持するセバスチャン・ベッテルが終盤までタイムをリード。チェッカー間際になって各マシンがラストアタックを行うも、ベッテルが首位を維持し続けた。
そのままベッテルがポールポジションを獲得するかに思われたが、ハミルトンがセクター1で全体ベスト、セクター2・3も自己ベストで駆け抜けて1分19秒388をマーク。ベッテルを上回ってトップに躍り出ると、直後にコントロールラインを通過したベッテルは自己ベストを更新したもののメルセデスには届かなかった。
この結果、ハミルトンが3戦連続、今季4度目となるポールポジションを獲得。ベッテルがフロントロウに並び、3番手にはFP3でも速さを見せたロメイン・グロージャンが入った。4番手にニコ・ロズベルグがつけ、ドライバーズランキングでベッテルを追うフェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンは、それぞれ5・6番手に並んでいる。
FP3でクラッシュを喫したものの挽回を果たしたペレスは9番手。Q2でKERSのトラブルに見舞われたマーク・ウエーバーは、一旦コースへ出たもののアタックを行わず、チェッカーを前にマシンを降りている。