ステップノーズや巧妙なエキゾーストレイアウトが話題となっている今週のヘレスで、ロータスのパフォーマンスに対する注目が高まっていると、YallaF1が伝えている。

 元ルノーF1チームが走らせるブラック&ゴールドの新車E20は、オフシーズン初の合同テストでこれまで印象的な走りを見せており、3日目にドライブしたロメイン・グロージャンは新車勢のトップタイムを記録した。彼はレッドブルのセバスチャン・ベッテルをあっさり上回ると、「今の僕は世界で一番ハッピーなひとりだね」と語っている。

 昨年のGP2チャンピオンであるグロージャンは、3日目にしてマクラーレンの新車を初めて走らせた2008年チャンピオンのルイス・ハミルトンも抑えた。
「ロータスは非常に印象的だね」と、ハミルトンもコメントする。

 チームは、今回のタイムの結果があまり信用に値するものではないと述べているが、ガレージにいるスタッフの動きは自信に満ちている。
「今の彼らは速く、安定している。僕らやフェラーリ、マクラーレンはまだクエスチョンマークといったところだね」とはベッテルのコメントだ。

 ロータス代表のエリック・ブーリエは、フィンランドのMTV3に対し、「初テストにしてはいい感じに見える。だが、真に予想することはできない。ここにいるマシンは開幕戦で大きく姿を変えているだろうからね」と、コメント。
「今の時点で我々が良いマシンを持っているのは確かだろう。多くの周回数をこなせていることが上位に留まることを可能にしている」

 E20の高速コーナーにおける挙動を目撃したフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、マシンを「信じられないほどのグリップを備えたミサイル」だと表現。サーキットを訪れている1982年のワールドチャンピオン、ケケ・ロズベルグも、「レッドブルとロータスにベストな印象を受けた」と述べた。

 ハミルトンは、グロージャンの1分18秒4というタイムを聞いて「いいね」と述べ、マーク・ウエーバーはロータスが履いていたタイヤのコンパウンドを確認した。彼は、タイヤがミディアムであったと知ると、「とてもいいラップだ」と語っている。

 「クルマはどこでもドライブしやすく、動きも予想できる。特に高速コーナーで限界を探った時にも簡単に立て直せる」と、笑顔のグロージャン。

 ウエーバーは、「グロージャンがそのタイムなら、僕らはキミ(ライコネン)を注意しなければね」と、述べている。

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