#55 ARTA CR-Z GT

第3戦 タイ 決勝レポート (GT300)
タフなレースで貴重なポイント

 昨日は路面の変化に対応出来なかったので、午前のセッションではそれに対応出来るようなセットを進めた。もう少し車の挙動を大きくしてみようという事で、足回りを柔らかくするなどの対応を行った。午前の感触は良好で、レースでは単独で走れるようなシチュエーションを作れれば、良いペースで走れるのでは無いかと予測していた。
 スタートは高木真一が担当。チームとドライバーは当初、タイヤ無交換作戦も視野に入れていたので、高木はタイヤを温存しながらのスタートとなった。順位は徐々に落ちてしまうが、これも作戦どおりだった。
 24周目にルーティンのピットインを行い、小林に交代。タイヤはフロントの2輪のみ交換して小林は15番手でコースに復帰した。小林は非常に良いペースで、41周目にはポイント圏内の10番手までポジションアップに成功。
 さらに上位を狙えるポジションでレースを展開していった。終盤、8番手まであがるチャンスもあったが、舗装が新しくなった1コーナーのイン側の舗装が剥がれていて、ラインを外してしまった小林はコースアウトしてしまう。残り4周しか無かったが、怒涛の追い上げで10位となり貴重な1ポイントをゲットした。

土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「スタートのポジションが中団だったので、最初から集団に飲み込まれた状態でのスタートは、このマシンにとっては厳しかったね。序盤は真一にタイヤを労ってもらい、早めにピットへ入れて、走りやすいポジションで小林にバトンを渡す事にしたんだけど、その作戦がうまくいって何とかポイントを獲得出来た。我々の車はこのコースを不得意としているのに、ポイントを獲得出来たのはとても大きいと思う。チームとドライバーを褒めてあげたいね」

一瀬俊浩エンジニアのコメント
「決勝に向けては路面が出来てきて、挙動が変わる事が予想出来たので、空力やサスペンションの調整を進めました。決勝は順位が中団だったので、ミニマムの周回でピットインして、後半はクリアなところで走れるように作戦を組みました。さらにフロントタイヤのみの交換も、ストレートが速いGT3勢をピット作業の早さで抜くような作戦で、それが上手く機能した結果、1ポイント獲得出来たと思います」

高木真一選手のコメント
「この車は本当にこのコースに合わなくて、ストレートのスピードがGT3勢には全く歯が立ちませんでした。自分のペースというのは前の速い車に合わせる事しか出来ず、抜くのはとても困難な状況でした。そんな状況下でもポイントを獲る事が出来たのは、チームが完璧な仕事をしてくれた事と、小林が頑張ってくれたからだと思います。今まで優勝はしても、ポイントの取りこぼしが多かったので、今回のように車が遅くても1ポイントを獲れた事は非常に価値がある事だと思います。しかし、正直エンジンのパワー不足は否めないので、それが克服出来ればいいのですが・・・。次も頑張ります」

小林崇志選手のコメント
「非常に辛いレースでした。高木さんからバトンタッチしてもらって、タイヤ2輪交換という作戦は見事的中しましたが、どれくらいタイヤが持つか分からなかったので、タイヤを労りつつプッシュしました。前車の脱落にも助けられたと思いますが、何とかポイント獲得圏内でレースを展開する事が出来ました。終盤、新しい舗装が剥がれた影響かどうか分かりませんが、それが砂利になってしまったのだと思いますが、それに乗ってスピンしてしまいました。その後、何とか挽回して1ポイント獲れましたが、スピンが無ければ、もうちょっとポイントを獲得出来たと思います。しかしながら、今までポイントの取りこぼしが多かったので、このような難しいレースでポイントを獲得出来たのは非常に良かったと思います。次のレースも頑張ります」

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