ミハエル・シューマッハーのスキー事故から数日がたち、事故原因に関するいくつかの推測が欧州メデイアの間で報じられている。
シューマッハーの事故は、当初かなりのスピードが出ていたと考えられていたが、彼の広報を務めるサビーネ・ケームはそれほどスピードは出ておらず、不運が重なったものだと語った。
一方、英デイリー・メールは、シューマッハーが3つの岩でコントロールを失った後に頭部を岩にぶつけたのではないかと伝えている。同紙が掲載している事故現場の写真には、シューマッハーが頭部を強打した岩のそばに血痕がみてとれる。
さらに同紙は、事故現場に最初に到着したスキーパトロールの医療スタッフが匿名を条件に次のように語ったと伝えている。
「我々は事故の2分以内に到着した。その男の人は、雪で若干覆われた岩にあたってコントロールを失ったようだ」
「彼は宙に浮いて落ちる最中にさらにもう3個の岩にあたったんだ。頭を打った最後の岩のまわりには多くの血があった」
「ヘリコプターは数分以内に現場から30メーター付近に到着した」
Bild紙は、このヘリコプターが搬送時、シューマッハーに呼吸用のチューブをつけるために途中で一度止まったと報じている。