GTアソシエイションは8日、8月6日〜7日に富士スピードウェイで開催されたスーパーGT公式合同テストで、3人のドライバーがルーキーテストをパスしたと発表した。
スーパーGTのルーキーテストは、スーパーGTに初めて参加するGT300クラスのドライバー、2シーズン以上スーパーGTに参加していないGT300クラスのドライバー、GTAより指名されたドライバーおよびチームが対象になるもの。このテストにパスしなければ、レースへの参加は認められない。
先日の富士公式テストには、S Road NDDP GT-Rを駆りニッサンGTアカデミー出身のヤン・マルデンボロ、アレックス・バンコムのふたりが参加。また、DIJONワコーズ エンドレスZ06R GT3を駆り鶴田和弥がテストに参加したが、いずれのドライバーも無事にルーキーテストをパスしている。
これにより、3人のドライバーはスーパーGTへの出場が可能になった。マルデンボロとバンコムはJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPの参加予定だが、直近の第5戦ポッカサッポロ1000kmに出場を予定しているドライバーの中で、GSR初音ミクBMWをドライブする予定のヨルグ・ミューラーがまだルーキーテストを受験していない。
チームとGTアソシエイションにこのあたりを確認してみると、ミューラーはどうしてもスケジュールの都合上、来日してルーキーテストを受験することができないため、特例として第5戦鈴鹿の公式練習でルーキーテストを行うことになるという。
GTAの服部尚貴ドライビング・スタンダード・オブザーバーによれば、「特例でもあるので、一段階厳しく見ます。もしダメならエントリーを取り消してもらう」とのこと。
とは言え、過去にはWTCCやル・マン24時間で活躍、ALMSでも多くの実績を積んできたミューラーだけに「心配はしていません」とのこと。GSR初音ミクBMWファンにとっては、公式練習から目が離せないセッションになりそうだ。