6日、81周の決勝レースが行われたスーパーGT第1戦岡山。レースの大半はポールポジションからスタートした大嶋和也/国本雄資がリードしたが、僅差の首位争いを展開していた55周目のアトウッドコーナーで突然失速。後方につけていたKeePer TOM'S RC Fに優勝を譲った。

 今季新規定のGT500車両が導入され、その戦力図に注目が集まっていたスーパーGTの開幕戦岡山。オフのテストから常に好タイムをマークしてきていたENEOS SUSTINA RC Fは、この開幕戦でもそのポテンシャルを発揮。大嶋が昨年最終戦、JAF GrandPrixに続くポールポジションを決め、レースでも序盤からリードを保った。

 途中、突然降り出した雨の中で、8番手スタートからバトルを勝ち抜いてきたKeePer TOM'S RC Fのアンドレア・カルダレッリが背後まで接近するも、大嶋は首位をキープ。ピット作業も速く、大嶋からステアリングを受け継いだ国本はリードを保ったまま、トップチェッカーに向けレース後半に挑んだ。

 しかし、国本によれば「僕のスティントからダウンシフトにトラブルを抱えていた」状況で、KeePer TOM'Sを駆る伊藤大輔の接近を許してしまう。国本はそんな中でも首位をキープしていたが、先述した55周目のアトウッドで、ギヤが4速にスタックしてしまう。

 アトウッドは回り込みながら続くバックストレートに向け加速する場所。国本のENEOS SUSTINA RC Fは為すすべも無く伊藤のKeePerにかわされてしまった。しかし直後にシフトが復活。再びペースを取り戻したという訳だ。

 再びレーシングスピードに戻した国本は、3番手につけていたカルソニックIMPUL GT-Rの追撃を振り切り2位に。シリーズを考えればリタイアせず、かつ表彰台を獲得しただけにベターな結果ではあるが、大嶋、国本ともに笑顔の裏に悔しげな表情があった。

「僕も国本も完璧な仕事はできていたと思います。ウエイトを積んでも勝てるポテンシャルを僕たちは持っていると思う。次の富士は勝ちに行きます」と大嶋はレース後語った。また、国本も「チーム、TRDが素晴らしいクルマを作ってくれたので勝ちたかったですけど、このトラブルを解消して富士はなんとしても勝ちたい」と気持ちを新たにしていた。

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