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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.09.24 00:00
更新日: 2018.02.16 11:35

#85ランボ&坂本、グリップ向上へ改善点を探る


2012 AUTOBACS SUPER GT Round.6
FUJI GT 300KM RACE

2012.9.8 Sat, 9.9 Sun / FUJI SPEEDWAY
Race Report : Yuya Sakamoto

 わたくし、坂本祐也は、2012年SUPER GT シリーズへ、昨年に引き続き、Team JLOC(Japan LamborghiniOwner's Club)から、カーナンバー85、JLOC Exe ランボルギーニRG-3のドライバーとして参戦します。今シーズンのパートナーはスーパー耐久シリーズやWTCCに参戦した経歴を持つ、加納政樹選手です。Team JLOCに加入させていただき、今年で4年目となります。今シーズンのGT300クラスは、FIA-GT3マシンが多い中、いかに最新のGT3勢に従来型のRG3で立ち向かっていくか、日々精進して取り組んでいく所存でございます。

 今シーズンの参戦にあたり、Team JLOCをはじめ、多くの皆さまのサポートに感謝申し上げます。そして今後とも引き続きご支援、ご指導を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

Qualifying Report (予選 23位)
 前回の鈴鹿1000km を欠場した加納選手は、元気な姿を見せ、今大会から復帰。実質4戦ぶりの参戦となるため、土曜、午前のフリー走行では多くのラップを重ねてもらおうと、持ち込みセットの確認をして、加納選手にステアリングを託す予定でいた。しかし、走り始めからグリップ不足に悩まされ、オーバーステアが強く、症状を改善させるためセッティングに時間を費やしてしまった。オーバーステアがだいぶ治まったところで加納選手に代わり、ラップを重ねてもらった。その間、エンジニアと予選に向けてのセッティングを煮詰め、残り時間わずかとなったところでセッティングを変更し、その状態を確認。マシンのバランスは現状でだいぶ良くなったと判断し、予選に備えた。

 予選は富士戦では初めてとなる、ノックアウト方式で行われた。Q1では同チームの87号車(GT3車両)が前方を走行していたため、それについていけるよう、最大限プッシュした。アタック2周目、3周目とタイムを縮めていきミス無くまとめ、1'44.261 をマークするも、24台中23位となり、またもやQ2進出はならなかった。Q1でのトップとの差は約3.5秒。厳しい戦いが続く。

Race Report (決勝 18位)
 前戦鈴鹿での入賞を再び目指し、スターティンググリッドにマシンを着ける。

 決勝スタートは、加納選手が担当。朝のフリー走行で黄旗2本振動中の走路外走行により、決勝中にペナルティストップ10秒を消化しなければならない。スタートが切られて間もなく、このペナルティストップが提示される。ペナルティストップを消化した時には単独走行となり淡々と周回を続ける。27周目にピットイン。給油、リアタイヤ2本のみを交換。

 ドライバーを加納選手から坂本にチェンジし、後半戦へと再びコースへ戻る。ピットアウト直後の数ラップは、リアタイヤがNew だったため、アンダーステアが強く、わざとリアタイヤを使うように走りプッシュしたが思うようなタイムが出ない。その後、リヤタイヤが少しずつグリップダウンしていき、後半は前後バランスが取れ、燃料も軽くなってきたこともあり、タイムアップ。46秒台中盤から前半にタイムも安定してきた。しかし、土曜からの全体的なグリップ不足は、根本的に解消出来ず。周りのマシンに比べると、ラップタイムが遅すぎ、正直同じ土俵で戦えるレベルではなかった。結果、ペナルティストップもあり、4周遅れの18位でレースを終える事となった。

 毎戦厳しい戦いが続いているが、今回の富士戦では改善しなくてはいけないところが明確に分かってきた。ストレート速度は思っていたよりも遅くはない。グリップレベルが全体的に低い。このグリップレベルをマシンで底上げ出来るよう、次戦に向けて取り組んでいきたい。


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