今年で3年目のシーズンを迎えるGAZOO Racing 86/BRZ Raceの第1戦、ツインリンクもてぎのエントリーリストが18日に発表された。今季はプロフェッショナルシリーズとクラブマンシリーズという2カテゴリーに改められ、新たな展開を迎えることになるが、プロフェッショナルシリーズは豪華なメンバーが揃っている。

 トヨタ86 Racing、スバルBRZ RA Racingという2車種によって争われるGAZOO Racing 86/BRZ Raceは、2013年のシリーズ発足以降毎戦非常に多くのエントリーが集まっており、いまや日本国内のハコのワンメイクレースの代表的な存在となりつつある。

 シリーズの特徴として初年度からプロドライバーの参加が可能で、上位陣は非常に見応えのあるバトルが展開されたほか、タイヤがマルチメイクのため、各タイヤメーカーは市販タイヤの開発にも直結することから、こちらも大きな盛り上がりをみせてきた。

 3年目の今季は新たに、エントラントの意見をくみ取る形でシリーズは大きな変革を遂げる。認定されたプロが参加できるプロフェッショナルシリーズと、それ以外のクラブマンシリーズに分けられ、プロフェッショナルは賞金も大幅に増額。一方でクラブマンはレースを純粋に楽しめ、かつ『GAZOO Racingチャレンジプログラム』を実施し、第3戦の終了時点でのシリーズポイントランキング最上位のドライバーにスーパー耐久参戦のチャンスが与えられるなど、多くの変更が施されている。

 迎える第1戦はツインリンクもてぎで、スーパー耐久第1戦の併催レース。注目のプロフェッショナルシリーズは33台がエントリーした。連覇を目指す谷口信輝(KTMS 86)をはじめ初代チャンピオンの山野直也(CABANA P.MU 86)、SGTドライバーでは青木孝行(ケーエムエスADVAN86R)、佐々木孝太(KOTA RACING BRZ)、井口卓人(CG ROBOT BRZ BS)、蒲生尚弥(ASICS Blue 86R)、そして平中克幸(GY RACING 86)といった強豪が参加する。

 特に、ダンロップ(=グッドイヤー)の平中の参戦はスーパーGTの“代理戦争”の様相も感じられ、非常に注目が集まる。もちろん他のドライバーも、いずれもスーパー耐久やワンメイクレースで鳴らした強豪揃い。非常に楽しみなレースと言える。

 また、クラブマンシリーズも37台が揃った。今季はクラブマンでの使用可能タイヤにふたつの銘柄が加えられており、6メーカーのタイヤが使用可能となっている。タイヤ銘柄は以下のとおりだ。

GAZOO Racing 86/BRZ Race クラブマンシリーズ使用可能タイヤ銘柄
ダンロップ・ディレッツァZII STAR SPEC
トーヨー・プロクセスR1R
グッドイヤー・イーグルRS-Sport S-SPEC
ハンコック・ヴェンタスR-S3
ブリヂストン・ポテンザRE71R
ヨコハマ・アドバン・ネオバAD08R

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