12月19日、TOYOTA GAZOO Racingは2026年のスーパー耐久シリーズ、さらにニュルブルクリンク24時間の参戦体制について発表した。この中では、スーパー耐久未来機構(STMO)が認めた開発車両が参加できるST-Qクラスに挑む3台のラインアップが公開された。
TOYOTA GAZOO Racingは、スーパー耐久、さらにニュルブルクリンクへの挑戦を『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』に向けたひとつの活動として行っており、2025年もさまざまな車種で挑戦を続けてきた。
2026年もTOYOTA GAZOO ROOKIE Racing(TGRR)を中心として挑戦を続けることになるが、スーパー耐久では、TGRRをはじめ3チームがプロドライバーにトヨタ社員、ジェントルマンドライバーを含めた混成チームで参戦し、クルマを鍛えていく。
まずTGRRは、水素エンジンGRカローラのGR Corolla H2 conceptを投入。モリゾウ/豊田大輔/石浦宏明/大嶋和也という4名がステアリングを握ることになった。モリゾウと豊田大輔の親子、石浦、大嶋が同じクルマをドライブするのは非常に楽しみなところだ。この4人はニュルブルクリンク24時間も同ラインアップでGRヤリスをドライブする。
また2025年の第6戦岡山でデビューし、素晴らしいスピードをみせたミッドシップレイアウトのGRヤリスMコンセプトは、『GR Team ORC Field』というチーム名で参戦することになった。ドライブするのは小倉康宏/佐々木雅弘/松井孝允という3人だ。
そして市販されているGRヤリスをさらに開発すべく参戦を続けているGR Team SPIRITは、GR ヤリスDATレーシング・コンセプトで参戦。今季はエンジニアも兼ねていた河野駿佑、そして山下健太に加え、今季ST-2クラスでKTMS GR YARISを走らせていた鈴木斗輝哉が加わった。
TOYOTA GAZOO Racingはさまざまな車種で開発を続けており、2026年のスーパー耐久、ニュルブルクリンクでもその活動は続けられることになりそうだ。



