ヨーロッパGPのスチュワードは日曜の決勝レース結果について、9人のドライバーに5秒加算のペナルティを科すことを発表した。
FIAのレポートによれば、レース序盤にセーフティカーが出動した際に、9台のマシンがセーフティカー先導時におけるインラップ時の規定タイムを上回って走行したとされている。
対象となったドライバーは、3位でフィニッシュしたジェンソン・バトン(マクラーレン)、4位のルーベンス・バリチェロ(ウイリアムズ)、5位ロバート・クビカ(ルノー)、6位エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、8位セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)、10位ペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)、11位ビタリー・ペトロフ(ルノー)、13位ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)、そしてリタイアしたニコ・ヒュルケンベルグ(ウイリアムズ)という9人。
スチュワードはこの9人のレースタイムにそれぞれ5秒加算のペナルティを科すことを決めたが、3位のバトンから6位のスーティルまでは順位が変わることはなく、レース終盤に素晴らしいオーバーテイク劇を見せて7位でフィニッシュした小林可夢偉の順位はそのままとなった。
一方で、9位フィニッシュのフェルナンド・アロンソがブエミのタイム加算により8位に繰り上がたほか、12位フィニッシュのニコ・ロズベルグもデ・ラ・ロサ、ペトロフのペナルティで10位入賞となっている。