今季スーパーGT300クラスに参戦しているA speedが第2戦富士から投入するニューマシン、アストンマーチン・V12バンテージGT3が19日、日本に到着。A speedのファクトリーに届けられた。
アストンマーチン・レーシング(AMR)が製作した新GT3マシン、V12バンテージGT3はプロダクションベースの6リッターV12エンジンを搭載。ドライサンプのエンジンは600馬力を発生し、カーボン製プロペラシャフトにXトラック製6速シーケンシャルミッションを搭載、パドルシフトを備える。
今季に向けて、昨年からA speedはこれまでのバンテージGT2に代えてV12バンテージGT3の投入を決定。しかし、その後AMRでの開発の遅れや、ヨーロッパの寒波によりテスト日程がずれこむなど、開幕戦岡山での投入の予定が遅れてしまっていた。チーム側でもバンテージGT2のプロペラシャフトのトラブルなどがあり、3月からこれまで、頻繁にAMRとやり取りを行うなど、導入までかなりの苦労があったようだ。
そんなV12バンテージGT3は、19日についに日本上陸。チームメンバー、そしてドライバーの吉本大樹と星野一樹が待ちわびたマシンは、A speedのイメージカラーであるオレンジ、そしてAMRオフィシャル・パートナーチームを現すグリーンに彩られている。
AMRが送り出した世界最初の5台のうちの1台であるA speedのV12バンテージGT3。デビューは5月の第2戦富士だが、いったいどんな走り、そしてサウンドを披露してくれるのか楽しみなところだ。
Aston Martin Racing – Vantage GT3 Testing
