ARTA Project
第5戦 鈴鹿 決勝レポート(GT300)
駆動系トラブルで悔しいリタイア
午前のフリー走行はいつもの通り決勝用セットアップの確認を行ったが、タイムが伸び悩み22番手でセッションを終えた。前回の菅生も決勝前のフリー走行ではポジションが悪かったが、スタートまでにセットを見直し優勝まで持ち込む事が出来たチームに期待していた。チームはその期待に応え、スタート前のウォームアップランでは、戦闘力のあるマシンに仕上げてきた。
スタートはいつも高木真一だが、今回は小林崇志が担当した。小林はスタートでポジションを2つ落としてしまうが、接触もなくクリーンなスタートを切った。マシンの状態は非常によかったが、燃費を考えたペースで周回を重ねた。16周目までに順位を13番手まで落としてしまうが、ラップタイムは想定通りで非常に良いペースで安定していた。ARTA CR-Z GTは燃料が軽くなった時にペースを上げられるようなセッティングにしていたので、スティントの後半のポジションアップが期待された。
しかし、30周目に入るストレートで、マシンから異音がして、S字コーナーに入った辺りでマシンは止まってしまった。ドライバーからのコメントではアクセルを踏んでも駆動がかからないということで、その場でリタイヤとなってしまった。トラブルの原因はまだ確認出来ていないが、表彰台を狙えるレースだっただけに非常に残念なレースとなってしまった。ウェイトハンディと性能調整の車高アップはマシンに大きなストレスをかけていたようだ。次回までに対策を施し、表彰台を目指したい。
鈴木亜久里監督のコメント
「とても悔しいレースだったね。ウェイトハンディや車高を上げられて非常に厳しい戦いだったけど、チームはレースまでにマシンをキッチリ仕上げてくれた。ライバル達のラップタイムやレースを見ても十分上位に食い込める手応えがあったので、本当に悔しい。表彰台は視野に入っていたので、次回のレースで挽回したいね」
星学文エンジニアのコメント
「午前のセッションはバランスが悪く、大きくセットの変更をせざるを得ませんでした。ウォームアップでマシンの確認をしたところ、良いペースで走れる手応えがありました。最初のスティントでは、GT3勢が速かったので、燃費走行に徹し、タイヤを温存する戦略でレースを進めていましたが、駆動が伝わらなくなってしまい、残念なリタイヤとなってしまいました。正確な原因はまだ分かりませんが、ウェイトや車高の影響で駆動系に大きなストレスがかかってしまったのだと思います。原因を究明して次のレースにつなげたいです」
高木真一のコメント選手のコメント
「第1スティントで小林が乗っている感じを見ていると、ストレートスピードが遅くて抑えられていた部分もありますが、燃費走行と戦略で挽回出来ると思っていました。さらに燃料が軽くなれば良いタイムが出る手応えがあったので、表彰台には登れると思っていました。ウェイトとか車高の影響で想像以上にマシンにストレスがかかっていたと思うので、対策と開発を今後進めていかなくてはならないと思っています」
小林崇志選手のコメント
「午前のセッションはあまり良いペースで走れませんでしたが、サファリでセットを見つけて良い方向へ持って行けました。レースではGT3勢がストレートで速かったので、後方で様子を見ながらレースを進めていました。しかし、突然駆動がかからなくなり、ピットへ帰る事も出来なかったので、リタイヤとなってしまいました。トラブルの原因を究明して次の富士に備えたいと思います」
