2011 AUTOBACS SUPER GT Rd.8
MOTEGI GT 250km, Final Race 2011.10.16

AUTOBACS RACING TEAM AGURI Race Report
8 ARTA HSV-010

タイヤ無交換で精一杯戦った

 午前のフリー走行はウェットで決勝で想定していないタイヤで走行を行ったため順位は悪かったが、バランス良く仕上げる事が出来た。

 決勝のスタートは小林が担当。スタート直後に前車がスピン、他車と接触していたところに危うくぶつかるところだった。接触を避ける為に一時停止してしまい前との差が開いてしまったが、マシンにダメージは無く13番手の位置で走行を続けた。最初は燃料が重くペースを上げられなかった小林だったが、燃料が軽くなるにつれ順位を上げていった。前車のピットインもあり暫定順位が1位になった32周目でルーティンのピットインを行った。小林は自分のスティントでタイヤを無交換で行ける感触を得ていたので、無線でタイヤ無交換作戦を訴えた。武藤はタイヤを交換せず、コースに9番手で復帰した。

 武藤は速く、そして安定したペースで周回を重ねた。終盤はやはりタイヤのグリップを保って走るのが難しくなってきていたが、ペースを落とさず走行を続けていた。しかし、コントロールが難しくなってきていたため、2度の接触をしてしまい、ペナルティを受けてしまい、11位でチェッカーを受けたものの最終順位は13位となった。

 今年、武藤は4年ぶりのGTで、小林は今年デビューした新人という新しい組み合わせで戦ってきた。経験が少ないドライバーの組み合わせで戦った事を考えると、非常に内容の濃いシーズンを送れたと思っている。これも応援して下さったファンの方々と、ご支援下さった協賛企業各社様のお陰です。深く御礼申し上げます。

鈴木亜久里監督のコメント
「小林はよく頑張ったね。タイヤ無交換は当初考えていなかったけど、小林が無交換を強くアピールするので、その通りにしてみた。他と比較してもペースは大きく落ちる事もなかったので、この作戦は悪くなかったね。終盤はグリップが落ちてきたみたいだけど、武藤は良くコントロールしていたと思う。接触は残念だったけど仕方ない。今年はなかなか結果に結び付かなかった事は応援してくれたファンの方々やスポンサーさんに申し訳ないと思っています。でも経験が少ないドライバー二人は良く頑張ってくれたと思う。今シーズンは本当に内容は悪くなかったので、それらをうまくつなげる事が出来なかった事が残念だね。今年応援し続けてくれたファンの方々とスポンサーさんにお礼を言いたいです。ありがとうございました。まだ特別戦が残っているけど、来年も頑張ります。」

伊与木エンジニアのコメント
「前半はなるべく長く引っ張ろうと考えていました。ロングランが設定通り行けたのは良かったです。しかし、小林がタイヤ無交換をアピールしてきたので、その作戦で行きました。武藤は終盤キツかったと思いますが、良く頑張ってくれました。」

武藤英紀のコメント
「タイヤ無交換の作戦は良かったと思います。でも、終盤コントロールするのが難しくなってきて、順位を落としてしまいました。序盤は順位を上げる事が出来て、ポイントを獲得出来ると思っていたので、残念です。今年1年ありがとうございました。」

小林崇志のコメント
「最初は燃料が重くてなかなかペースを上げる事が出来ませんでした。自分のスティントの後半は徐々に軽くなってきてペースを上げる事も出来ましたが、前車に追いつく事は出来たものの抜く事が出来なかったので、そういった事が今後の課題です。今年は初めてSUPERGTを経験させて頂きましたが、色々と勉強になりました。チャンスを下さった皆様と、応援して下さった皆様に感謝したいと思います。ありがとうございました。」

AUTOBACS RACING TEAM AGURI Race Report
43 ARTA Garaiya

追いつけなかったが充実したシーズン

 決勝はドライコンディションになる事が予想されたので、午前のフリー走行はウェットコンディションだったが、ドライのセットでマシンのバランス確認を行った。

 スタートドライバーは高木。1周目に順位をひとつ落として5番手で周回を重ねた。FIA車両に徐々に抜かれる事も予想されたが、高木は速いラップで順位をキープした。前車のピットインもあり、24周目に暫定2位でルーティンのピットインを行い、松浦にバトンタッチ。松浦は8番手でコースに復帰した。松浦はFIAマシンに迫る速いラップで前車を追い、37周目までに4番手まで順位を挽回した。そのまま速いペースで表彰台も見える位置まで来ていたが、終盤に500クラスのマシンがイン側に入ってきて接触。順位を落としてしまい、7位でレースを終えた。

 今年はFIA車両との性能差に悩まされたが、諦める事無くマシンの開発を進め、作戦面で勝機を探っていた。この最終戦のもてぎでは、だいぶFIA車両との差を縮める事が出来たのは、ベテランドライバーとチーム力の組み合わせ、そして何と言ってもブリヂストンタイヤの協力が大きかったと思う。

鈴木亜久里監督のコメント
「FIA車両とガチンコで戦うのは本当に厳しかったね。どうしても性能差があるので、勝ち目は無かったけど、なんとかしてチャンスを掴んでFIA車両を負かしたかった。でも、このもてぎでは思ったより差が少なかったね。チームがマシンのモディファイとセットアップをコツコツと進めてきてくれた事と、ブリヂストンタイヤの協力もあって、ここまで来れたんだと思う。チームとドライバー、そしてブリヂストンさんには感謝したいね。」

佐藤エンジニアのコメント
「途中まで良いところを走っていたのですが、終盤に500クラスのマシンに接触されてしまったのが痛かったです。表彰台の可能性もあったので残念です。昨日の走行と、今朝の走行はウェットコンディションで、ドライの走行が出来ていない割には良いバランスで走れたと思っています。FIA車両との差が思ったより無かったので、表彰台に乗れなかったのは本当に悔しいです。」

高木真一のコメント
「今年は予選が良くても決勝で順位が徐々に落ちて行くレースが多かったけど、FIA車両に大きく差をつけられず、5-6番手集団を走れたのは良かったです。終盤は4位を走っていましたが、ここもてぎで4位争いが出来たのはブリヂストンタイヤの影響が大きかったと思っているので、今後につながるレースが出来たと思います。まだ特別戦が残っていますが、今年応援して下さった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。」

松浦孝亮のコメント
「前半は混戦の中、高木さんが頑張ってくれました。セカンド・スティントは接触もあって7位までポジションを落としてしまいましたが、僕たちのペースはあれが精一杯だったと思います。FIA車両との性能差が僕たちにとっては辛かったですが、来年も頑張りたいと思います。今年1年応援して下さったファンの皆さまとスポンサーさんに感謝したいと思います。ありがとうございました。」

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