ARTA Projectレースレポート

第8戦 ツインリンクもてぎ 予選レポート(GT500)

マシン向上もトラブルでQ2進出ならず

 SUPER GT最終戦はハンディウェイトを全て下ろし、マシンの本来の性能を発揮できるレースとなる。また、来季から車両レギュレーション変更に伴い、マシンもリニューアルされるので、500クラスの全てのマシンがこのレースが最後の選手権レースになる。

 2009年にNSX-GTが引退する時にARTAはこのツインリンクもてぎでNSX-GTを優勝に導いたので、このレースでもそれを再現すべくもてぎに入った。

 午前の走行ではオーバーステアの症状が出てしまい、なかなかマシンのセッティングが決まらない。チームはデータを分析し、情報を集め午後の予選までにマシンのセッティング変更を行った。そのセッティング変更は正しい方向だったようで、マシンバランスは格段に向上した。

 予選を担当したラルフ・ファーマンはタイヤを暖め、アタックラップに入る。1周目のアタックで午前のタイムを軽々と上回り、タイミングボードのトップに浮上する。気温が低かったのでアタックは2周する予定だったが、1周目のアタックを終える直前にマシンに異変が起きてしまい、ラルフはアタックを中止した。その後、各車はタイムを更新し、最終的には14位でQ2進出はならなかった。

鈴木亜久里監督のコメント
「午前のバランスが悪かったけど、チームの皆が良い方向に向けてくれてバランスは非常に良くなったけど、トラブルが出てしまい、残念な結果になっちゃったね。トラブルの原因は確認しているところだけど、バランスが格段に良くなったので明日は追い上げられるように頑張ります」

佐藤真治エンジニアのコメント
「午前はオーバーステアが酷かったので、データを見直して原因を究明しました。原因をほぼ掴むことが出来たのでセットを変更したところ、ドライバーのフィーリングは良くなったようです。しかし、アタック中にマシンにトラブルが出てしまい、順位を上げることが出来ませんでした。ドライバーには悪いことをしてしまいました。明日は今のセットを更に進めて、少しでも順位を上げられるようにデータを見直します」

ラルフ・ファーマン選手のコメント
「午前はマシンバランスが悪くコントロールするのが非常に難しかったです。しかし、チームは予選までにマシンのセットを良い方向に向けてくれて予選の走り出しでバランスが非常に良いと感じました。しかし、1周目のアタックを終える直前にマシンに異変が起こり、それ以上走り続けることが難しかったので途中でマシンを止めました。結果は残念ですが、バランスが非常に良くなったので明日は追い上げられるようにガンバリマス」

松浦孝亮選手のコメント
「1ヶ月前のテストを分析して、前のレースのデータなども合わせてマシンを持ち込んだのですが、朝のセッションはそれが裏目に出てしまってマシンのバランスを取るのに非常に苦労しました。しかし、予選までにセットを大幅に変更してラルフがアタックしたところ、バランスが非常に良くなったようです。結果的にマシントラブルでこれ以上タイムを縮めることは出来ませんでしたが、バランスが良くなったので明日はポジションを上げられると思います。いつもより50km短いレースですが、諦めずに頑張ります」

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