AUTOBACS RACING TEAM AGURI RACE REPORT
2015.8.8
第4戦 富士 予選レポート (GT500)
不具合直し、フロントローを確保
タイのレースから約1ヶ月半のインターバルを経て、第4戦を迎える事になった。
チームはここ富士に入る前にSUGOでテストを行った。このテストから野尻がセッティングを進める事になったが、テストでも結果は良くならなかった。セッティングを変更しても変わらない車に、監督、ドライバー、エンジニアは頭を痛めていたが、富士に入る前にチームは徹底的に車をチェックしたところ、不具合を見つける事が出来た。これが原因ならば、我々もトップに大きく離される事なく、レースを戦えるだろう。
午前のセッションでバランスを確認してみたが、フィーリングは良いものの、納得するようなバランスを引き出す事は出来なかったようだ。不安を残したまま予選に入っていった。
Q1担当は野尻智紀。野尻はセッション後半までコースインを待ち、終盤にアタックをかけた。野尻はタイミングボードのトップに表示されたが、すぐに他車に塗り替えられてしまった。しかし、そこからポジションを落とす事無くQ2の松浦孝亮につないだ。
松浦もコースインを待ち、終盤にアタックをかけた。野尻同様トップに躍り出たが、直後を走っていた車にタイムを更新され、悔しい2番手となった。
明日は久しぶりのフロントローからのレースなので、優勝を狙っていきたい。
鈴木亜久里監督のコメント
「車に不具合があって、それを直前になって見つけてリペアする事が出来たので、こういう結果につなげられたんだと思う。ちゃんとした車をドライバーに渡す事が出来て良かったし、それに応えてくれたドライバーにも感謝したいね」
佐藤真治エンジニアのコメント
「朝のセッションはドライバーのフィーリングは良かったものの、セットアップが良い結果につながらなかったので、予選はQ1に残れればいいな、と思っていましたが、ドライバーが頑張ってくれたので2番手というポジションを獲得出来ました。まだマシンが跳ねる症状があるので、それを直して明日に備えたいです」
松浦孝亮選手のコメント
「タイのレースとSUGOのテストでは車が不調でしたが、スタッフが不調の原因を特定してくれてここまで持ってきてくれたので感謝します。野尻も車のセットアップや走りで頑張ってくれたので、ここまで来られたと思います。ボクのアタックの時は最終コーナーでミスをしてしまいましたが、ミスが無かったとしてもポールは獲れなかったかも知れません。しかし、久しぶりのフロントローなので、良い結果を残せるように頑張りたいと思います」
野尻智紀選手のコメント
「ボク自身はそこそこ良いアタックが出来たと思っていましたが、自分を上回る車があったので、ボクが1番タイムを出せていれば、Q2の状況も変わっていたのかな、と思いました。明日は万全の準備をして、どんな状況になっても対応出来るようにしたいと思います」