オートスポーツ・グランドバトル・スポーツカートシリーズ(ASスポーツカート九州シリーズ)第4戦が福岡県のA ONEサーキット行われ、チームで所有するカートを持ち込んで争うGT1クラスは #8 Bashi'S(濱田廣治 選手/岡山 亮 選手/小林義弘 選手)、サーキットが用意するレンタルカートで戦うGT2クラスは #1 スベッテルズ(スベッテル 選手/若干25歳 選手)がそれぞれ優勝した。

 全4戦で年間のシリーズを争うASスポーツカート九州シリーズもいよいよ最終戦。今回は生憎の雨模様でウェット路面での開催となったが、レースは最終戦にふさわしい見ごたえある展開となった。なお、今大会では逆走となるコースレイアウトを採用し、ウェット+逆走という高い運転技術が要求されるものとなった。

 全車レインタイヤを装着して90分の耐久レースがスタート。GT1クラスでは、2番グリッドから抜群のスタートを決めた #4 パパさんズ(エノキング 選手/コータロー 選手/ウルフ 選手/アーリー 選手)を先頭に、#8 Bashi'S、#50 TEAMひこ(上野雅彦 選手/清水隆治 選手/上室直浩 選手)、#11 kimkimズ(kimkim 選手/ベッテル父ちゃん 選手/シゲサン 選手)と続く。序盤 #4 パパさんズをかわし #8 Bashi'Sがトップに立つと、38秒台の好タイムを連発して徐々に後続を引き離していく。

 GT2クラスでは、トップの #1 スベッテルズに #10 F☆project(後藤哲男 選手/平川達也 選手/小野秀典 選手/大島健史郎 選手)が追う。共にASスポーツカート九州シリーズ優勝経験チームということもあり、序盤から熱いバトルが展開される。

 レース中盤になると雨も止み、路面も徐々に乾き始める。GT1クラスでは、トップの #8 Bashi'Sを2位 #50 TEAMひこが1周の差で追う。GT2クラスでは、#1 スベッテルズが順調に周回を重ねトップの座をキープ。

 後半から終盤にかけて、レースは大きく動きを見せる。GT1クラス2位の #50 TEAMひこにチェーンが外れるアクシデントが発生。修理のためのピット作業中に #4 パパさんズが2位に浮上する。また、GT2クラスでは逃げ切るかに見えた #1 スベッテルズに #10 F☆projectが猛追、テール・トゥ・ノーズ状態に持ち込む。

 最終の結果は、GT1クラスでは #8 Bashi'Sが134周を走り優勝。2位に3周の差で #4 パパさんズ、3位に #11 kimkimズ、4位に #50 TEAMひことなった。GT2クラスでは、#1 スベッテルズが1周の差で逃げ切り優勝。2位に #10 F☆projectとなった。

 シリーズ戦のタイトルでは、全戦表彰台という安定した結果を残した「パパさんズ」(GT1クラス)と、序盤2連勝と最終戦2位という速さを見せた「F☆project」(GT2クラス)の2チームが、2010ASスポーツカート九州シリーズ初代チャンピオンに輝いた。

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