オートスポーツMIHAMAスポーツカートシリーズが愛知県知多郡美浜町のMIHAMAサーキットで初開催。今大会はプレシーズンマッチ的な位置づけの開催となったものの、22チーム91名ものエントリーを集め、記念となる初戦はにぎやかなオープニングとなった。

 エントリーは、各チームでカートを持ち込んで参加するGT1クラスが4チーム17選手。サーキット準備のカートで出場するクラスのうち、本大会のためにレーシングカートフレームを用いて作成されたニューマシンでエントリーとなるGT2Aクラスは最多の15チーム62選手、そしていわゆる“レンタルカート”にてレースを戦うGT2Bクラスにチーム12選手が参加。
 GT1マシンは各チームがスピードと走りやすさを追究、思い思いのセッティングを施され、見た目にも“レーシングマシン”としてのカッコよさが目立つ。一方、GT2Aマシンは、見た目の派手さはGT1車両に譲るが、フロントブレーキを装備し、ストッピングパワーに優れるだけでなく、ブレーキングによるスピンが防げるため初級ドライバーも安心してドライブできるという点が好評だった。

 今回はゲストドライバーの参加もあり、全日本F3で2009年シリーズ3位となった国本雄資と、Open Masters Kartの最上級カテゴリー、ARTAチャレンジで活躍する未来のトップドライバー長渕蓮がGT2Aクラスに出場し、レースを盛り上げる。

 2時間のレースは合図と共に各車元気よく飛び出しスタート。アウト側のラインを活かした#47 MSGレーシング(梶山和幸 選手/梶山智恵美 選手/杉原祐裕 選手/杉原 葵 選手/土井一樹 選手組)が先頭に立つと後方に20台のマシンが続く。
 GT2Aのホールショットを決めたのは#63 Bachelors 〜身も心も軽く〜(ノブ 選手/ハヤシ 選手/ししょ〜 選手/はるきちはるくん 選手/走れ夕力八ツ 選手組)。この#63はGT2Aのファステストラップをマークするなど速さを見せクラス4位でフィニッシュしている。

 GT1クラスは#47がリード、これをハンディストップが1回少ない#46 Racer Recar(中村賢一 選手/鷹田春近 選手組)が追う展開。レースフィニッシュまで25分の時点でトップに着けていた#46だが、イエローフラッグを見落としたためペナルティストップが命じられ後退。これで#47がトップに再浮上して優勝。
 2位には#46とのバトルを0.031秒差で制した#45 M01 Racing Project(平山直人 選手/藤井 充 選手/大賀祐介 選手/福田 大 選手/吉田直樹 選手組)、3位に#46となった。GT1のもう1台、#48 エムツーファクトリー(近藤勇人 選手/原田憲秀 選手/湯浅智之 選手/三輪智広 選手/三枝光博 選手組)はマシン不調で残念ながら最下位となってしまった。

 GT2Aはレース前半トップに着けていた#61 RRF 三番隊(内野剛志 選手/神谷清文 選手/榎本龍一 選手組)にまさかのマシントラブル発生で後退。無念の8周遅れクラス13位となる。また、トップドライバーとしての実力を見せていたゲストチームの#58 team mihama circuit(国本雄資 選手/れん 選手組)もタイムこそ速いものの、他チームよりも多く課されたハンディストップ分の遅れはひっくり返すことはできず、クラス10位。
 クラストップでチェッカーを受けたのは西日本シリーズにも参戦、第2戦で3位表彰台を獲得した#55 傾奇者(くっぱ 選手/きゃぷてん 選手/ペンギン山ちゃん 選手組)。2位には#62 JTH with WAKO'S(谷端伸一 選手/田中昭宏 選手/難波敏憲 選手組)、3位に#56 3DK(種治芳尚 選手/セテ 選手/田中誉大 選手/にの 選手/田島靖兼 選手/山崎浩二 選手/後藤陸明 選手組)という表彰台となった。

 GT2Bクラスも#18 佐々木孝太と愉快な仲間たちJr(りょこたん 選手/しゅん 選手/ゆんちゃん 選手/タンポポ娘 選手/カビゴン 選手組)と#19 ミサイルシューマッハ(マリモ 選手/ランボー 選手/タモリ 選手組)が1周差で決着。3位には#5 ライフスタイル(バス吉 選手/伊藤康晴 選手/助川圭史 選手/立松功次 選手組)がベストをつくしたものの少々およばず、4周差でフィニッシュをしている。

■スポーツカート情報局
http://www.sportkart.info/

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