比較的取り扱いがしやすいことで人気を集めているスポーツカートを使用、今シーズンから週刊オートスポーツのバックアップで始まった“オートスポーツ スポーツカートシリーズ”の西日本シリーズに新型レンタルマシンが導入されることとなった。新車はレーシングカートのフレームを使用して、従来のレンタル専用車輌をベースとしたものよりも、スピード域も上がり、本格的なドライビングを楽しめるものになるという。
今シーズン、琵琶湖スポーツランドで3戦のシリーズが組まれている、オートスポーツ西日本スポーツカートシリーズ。第1戦は31チーム、総勢140人あまりの選手が参加と今シーズン始まったばかりのカートイベントとしては、異常とも言える盛り上がりを見せた。このため、当初、10数チームのみのエントリーとしていたサーキットのレンタルマシンで参加できるGT2クラスを急きょ、車両を調達することで21チームのエントリーを受け入れて行われた。
今後もさらにエントリーが増えることが予想されることから、7月20日に開催される第2戦を前に新車を採用、台数も余裕を持って揃えることで、西日本のスポーツカート愛好家たちの期待に応えるだけの態勢をとることとなった。これによってGT2クラスのキャパシティは最大30弱のチーム数まで対応できるという。
新型マシンは、マックミナレリ・インディというレーシングカートのフレームを採用、よりレーシングマシンライクな挙動で本格的なドライブでのバトルが楽しめることとなりそうだ。また搭載エンジンはスバルのEX21で、このエンジンは西日本シリーズ各戦を主催するKRPが管理するイコールコンディション化が図られたものとなる。
手軽に参加できるレンタルマシンながらスペックが大幅にアップ、週末レーシングドライバーとしては非常に贅沢でチャレンジしがいのあるシリーズとなりそうだ。
新型車両の写真は、スポーツカート専門サイト「スポーツカート情報局」にて掲載されている。