オートスポーツ東日本スポーツカートシリーズの第2戦が5月23日に開催され、GT1クラス6チーム、GT2クラス16チーム、あわせて80名ほどの選手がサーキット秋ヶ瀬に集まった。そのうち11チームはシリーズ第1戦の大井松田カートランドでのレースに出場、また、残りのチームにも開幕戦は出場できなかったものの、以後のレースにはシリーズを追っての参加を検討しているところもあるようだ。
今回の第2戦ではサーキットのキャパシティの問題から、レンタルカートで参戦できるGT2クラスを当初は、9チームで設定。しかし、これよりもはるかに多いエントリーの希望があったため、最大9チームによるレースを2回実施することにより、18チームまでのエントリーを受付。最終的には16チームが参戦、8台によるレースを2回行った。
GT2クラスの第1レースは、9時40分に決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートしたARKC(ルカ 選手/りっつ 選手/ダマ 選手/みね 選手/カウンタック 選手 組)を各チームが追うという展開となった。開幕戦にも出場のARKCはサーキット秋ヶ瀬をホームコースとしていることから本領発揮。また、第1レース参戦チーム中、開幕戦最上位(3位)のミストラルウインズ(石井康司 選手/大熊彰人 選手/ZIEK 選手/JUNJUN 選手 組)もここは負けられないと応戦。
そこにシリーズ初参加となる、Team ガレージC スポール(東 英介 選手/りか姫 選手/ごはんがすすむ 選手/岡田翔吾 選手 組)が加わり、驚異的なスピードで周回を重ねていく。これにつられたか、全体的にもラップタイムは大きく上昇。
今レースは途中、規定量の給油を1回行う設定となっていたが、各車、サーキットが想像する以上の好ラップタイムの連発となったため、レース終盤に上位陣に軒並みガス欠が発生という展開となった。ガス欠車両は緊急ピットインを行い、すぐさま戦列復帰。
結局、ARKCがガス欠トラブルを乗り越えて優勝、2位のミストラルウインズは序盤にマシントラブルにより車両変更を行っての挽回。3位にはG-PAN+(くわっち 選手/タモリ 選手/コメルトン 選手/gajiro 選手 組)が入っての表彰台となった。
また、ファステストラップは最後の最後でTeam ガレージC スポールの超速ラップタイムを破ったT'z Project(たけぞ〜。 選手/コイディー 選手/しばたま 選手/ガミン 選手 組)のしばたま 選手が獲得している。
GT1クラスとGT2クラスの第2レースは15時20分にスタート。GT1クラスでは開幕戦優勝のSAFTY FAST(稲垣敦也 選手/松崎祐介 選手/天野 翼 選手 組)がここでも優勝候補筆頭となるが、秋ヶ瀬ラウンドでは18歳未満のジュニアドライバーを起用したSAFTY FASTは他チームより3回多いドライバー交代が義務付け。このハンディをスピードで挽回できるかが見どころとなった。
GT2クラスは前戦優勝チームのDES SPEED オカモA(市川誉志 選手/池野直弘 選手/菅野勝義 選手 組)と2位のく連隊・マリオパーティー(茸男 選手/九派 選手/鈍器 選手/類似 選手/悪類似 選手 組)のトップ2対決に、第1レースで圧倒的な速さを見せたガレージCの兄弟チーム2チームが、同様にスピードを披露するのかに注目が集まった。
ところがこのGT2の戦いに割って入ったのは、FACES(村松 学 選手/河村重則 選手/河村聖奈 選手/浦本理紀 選手 組)。
ジュニアドライバーの河村聖奈 選手をエース格に、一時はGT1勢のトップ3に食い込むほどのスピードを見せ快走。終盤、DES SPEED オカモB(佐々木照 選手/中村圭希 選手/よこっち 選手 組)に逆転を許したものの、ファステストラップをマークして2位。3位にはDES SPEED オカモAが入った。4位のく連隊・マリオパーティーまでがトップと同一周回と3時間耐久レースとしてはハイレベルな戦いとなった。
一方のGT1は、チーム全員の好走でハンディを乗り越えたSAFTY FASTが、2位のTEAM G・J・C@ルーフR(小池誠一 選手/高橋正幸 選手 組)に11ラップの大差を着けて勝利、3位にはCROWS@SPS(原田誠司 選手/卯田嘉一郎 選手 組)というメンバーでの表彰台となった。ファステストラップは、SAFTY FASTの天野選手が30秒831で獲得。
東日本シリーズの第3戦は6月27日に新東京サーキットにて開催。レースへのエントリーは5月27日より、スポーツカート情報局を通じて受付を行っている。