3月5日〜6日に鈴鹿サーキットでスーパーGTのメーカーテストが行われたが、このテストに参加したGT300クラスのAudi Team Hitotsuyamaは、2日間のテストで好感触を得た様子だ。

 2014年からアウディジャパンのサポートを受けて戦っているAudi Team Hitotsuyamaは、今季も引き続きアウディジャパンのサポートが継続され、ライアン、藤井という強力なコンビでGT300クラスに参戦。また、タイヤは引き続きヨコハマを履く。

 さらに、今季はヨーロッパの耐久レースで素晴らしい強さを披露しているWRTと提携。スーパーGTの全戦にエンジニア、メカニックが派遣されるほか、WRTのエンジニアであるピエール・アーナウドがチームの総監督に。また、アウディワークスドライバーであるステファン・オルテリが第3ドライバーに決まる等、強力な体制が構築された。

 迎えた5日〜6日の鈴鹿メーカーテストは、そんなAudi Team Hitotsuyamaにとっての今季初テスト。鈴鹿にはさっそくWRTのスタッフが駆けつけ、チームとともにテストを開始。ライアン、藤井のふたりが交代でステアリングを握り、初日午前のセッションでトップタイムをマーク。その後もベストタイムで上位につけ、順調にテストを終えた。

 テスト後、一ツ山亮次チーム代表に聞くと、「今回からWRTからスタッフが派遣されているということで、顔合わせの部分が大きかったですが、思った以上に順調でした。タイムとしても良かったですし、トラブルもありましたが想定内です」と好感触を得た様子だ。

 鈴鹿で走行した21号車は、昨年まで使用されていたレッドとホワイトのカラーリングとは異なり、マットブラックの状態。チームのFacebookページ(https://www.facebook.com/hitotsuyamaracing)を見ても分かるが、昨年とは異なる車体だ。

 一ツ山代表によれば、この車両は昨年7月に開催されたブランパン耐久シリーズ第4戦スパ24時間で、WRTの3号車として初めてレースを戦った個体だという。このレースではクリストファー・ミース/フランク・スティップラー/ジェームス・ナッシュのトリオで3位表彰台を獲得。その後フランスGTでアンドレ・ロッテラーのドライブで戦ったりしたが、WRTの中でもコンディションの良い車両として、今回スーパーGTを戦うことになったという。

 ドライバーふたりは「何が違うというのはないんですが、全体的に乗りやすいと言っていました。セットアップがうまくいっている部分もあるんですが、ドライバーも満足しています」と新たな車体に満足している様子。リストリクターが昨年の仕様なので大きいという部分はあるが、「昨年のものよりいい感触」とのこと。

 すでに既報のとおり、アウディは新R8のGT3バージョンであるR8 LMSを発表済み。日本でも来年スーパーGTで見られることになるのだろうか? 一ツ山代表は「現時点では、新しいR8を導入したいと考えています」と前向きに語ってくれた。

「今年は有終の美じゃないですけど、このクルマでいい結果を得て、新型にスイッチしたいですね」

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