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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.06.27 00:00
更新日: 2018.02.17 08:57

Audi Team Racing Tech、SGTタイは16位完走


Audi Team Racing Tech プレスリリース
2015年6月22日

酷暑の中、予想以上に苦戦した第3戦「BURIRAM SUPER GT 300km RACE」、
細川慎弥&加藤将正の新コンビで、執念の完走、16位フィニッシュを飾る

 今シーズン、新たにSUPER GT 300クラスに参戦を開始した「Audi Team Racing Tech」は、ドイツの名門自動車メーカーのひとつである、Audi社からのサポートを受けて誕生した、新たなレーシングチームです。
 Audi社の高い技術をもって完成したマシン、「Audi R8 LMS Ultra」を武器に、日本最高峰のツーリングカーレースであるSUPER GT 選手権GT300クラスに、ゼッケン86番をまとって2015年から参戦を開始しました。

 注目のドライバーには、Audi社のワークスドライバーのひとりであるクリスチャン・マメロウと、速さと安定感に定評がある細川慎弥(ほそかわ しんや)を起用。デビュー戦となった岡山国際サーキットでの開幕戦では、悪天候の中、いきなり4位完走を果たし、大きな注目を集めました。

 続く第2戦では、予選でのトラブルによってピットスタートとなったにも関わらず、最後尾から見事な追い上げを見せて10位まで浮上。見事2戦連続ポイントフィニッシュを成し遂げたのです。

 しかし6月20日(土)~21日(日)にタイ、チャーン・インターナショナルサーキットで開催される第3戦を前に、チームにとって不運な出来事が起こりました。Audiドライバーのクリスチャン・マメロウが、2連覇を狙って参戦した伝統のニュルブルクリンク24時間耐久レースで大クラッシュを起こし、入院。順調な回復を見せてはいたのですが、Audi社として大事を取って、今回のレース欠場を決めたのです。

 それを受けて、Audi Team Racing Techは、今回の第3戦にリザーブドライバーのひとりである加藤正将(かとう まさのぶ)を起用。加藤にとっては約2年ぶりのSUPER GT参戦となりました。

 6月19日、金曜日にチャーン・インターナショナル・サーキットに集ったふたりのドライバーは、エンジニアとのミーティングを済ませると、チーム代表でもある野本壮見監督とともに灼熱の太陽が照りつける中、コースウォークを実施。各コーナーの縁石の状態やランオフエリアの状態をチェックしながら、新たなチームメイトとのコミュニケーションを深めました。

 土曜日朝のフリー走行では、細川慎弥がマシンのセットアップを担当し、加藤正将は与えられた時間の中でマシンに慣れ、そしてコースに慣れることに集中しました。細川いわく、ややシャープさに欠けるハンドリングだということで、午後に向けての課題を残したまま予選を迎えることとなりました。
 午後の予選では、細川慎弥がアタッカーとしてQ1突破を目指しましたが、やはりマシンの挙動にいまひとつ冴えがなく、路面温度の急上昇も相まって、GT300クラス19番手と厳しい結果に終わりました。


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