BMWモータースポーツは26日、2012年から正式に参戦するDTMドイツツーリングカー選手権のドライバーとして、ブルーノ・シュペングラーと契約したと正式に発表した。
来季から正式に参戦がスタートするBMWのDTM参戦で、3人目の正ドライバーが決定した。アンディ・プリオール、アウグスト・ファルファスのふたりに次ぐドライバーは、長年メルセデスベンツのエースのひとりとして活躍してきたシュペングラーだ。
1983年生まれのシュペングラーはASMからF3に参戦し、2005年にDTMデビュー。2006年、07年にはランキング2位、2010年、11年にはランキング3位と、長年メルセデスベンツのエースのひとりとして活躍してきた。
BMWの参戦が決まった頃から、シュペングラーがBMWに移籍するのではないかとい噂が流れていたが、本人はノーコメントを貫いていた。しかし26日、BMWから正式にシュペングラーの移籍が発表されたことで、噂が現実になった形だ。
「ここ数週間、我々はBMW M3 DTMの開発だけでなく、来季からの参戦に向けてドライバーラインナップにも取り組んできた。我々の現在のラインナップの中で、ブルーノ・シュペングラーは最高のチョイスのひとりだ」とBMWモータースポーツのジェンス・マルカルト。
「彼はその若さにも関わらず、DTMで豊富な経験を持つ。開発期間においても、レースウイークエンドにおいても、彼の経験は大いに我々を助けてくれるはずだ」
マルカルトは、3チームあるBMWのチームの中で、どこにシュペングラーを所属させるかまだ決めていないとし、チーム決定は後日されるとしている。