スバル/STIは9日、千葉県・幕張メッセで開幕した東京オートサロン2015の中で2015年シーズンのモータースポーツ活動体制を発表した。今年も引き続きスーパーGT300クラスにBRZを投入するが、ドライバーラインナップとタイヤが変更になっている。
2012年からGT300クラスにBRZを投入しているスバルは、14年シーズンは佐々木孝太/井口卓人のコンビで参戦。2度のポールポジションを獲得するとともに、第5戦鈴鹿1000kmではポール・トゥ・ウインを飾るなど活躍。シリーズ6位でシーズンを終えた。
15年シーズンに向けては、ドライバーラインナップを変更。14年はGAINER Rn-SPORTS SLSをドライブしていた山内英輝が佐々木に代わって新たにチーム加わり、継続起用の井口とともにBRZのステアリングを握ることになった。
チームを率いる辰己英治STI総監督は「今年勝つだけでなく、来年も再来年も、4年後5年後も若手ふたりで戦っていき、ずっと勝ち続けるためにスバルとして選択肢したドライバー変更です。苦渋の選択で、佐々木孝太選手もこれまで素晴らしい成績を残してくれたのですが、やはり変化する年だと判断して若手にハンドルを託しました」とラインナップ変更について説明した。
また発表会の中で佐々木は、「スバルはすごく若返ったと思います。僕もGTはやり残した感じはありますが、ニュルブルクリンクで日本人代表として日本のクルマでしっかりと結果を残していきたいと思います」と語り、山内には「がんばれよ!」とエールを贈った。
またスバルは、ドライバーラインナップとともに使用タイヤも変更。昨年までのミシュランから、ニュルブルクリンク24時間でも使用しているダンロップへと変更された。
チーム運営は昨年に引き続きR&D SPORTが担当する。辰己総監督は15年シーズンの目標を「2位とか3位のポイントでチャンピオンになるよりは、大胆な発言かもしれませんが3勝してチャンピオンになりたい」と語り意気込みを見せた。