SUBARU BRZ GT300、富士でポールトゥフィニッシュ
SUPER GT Round 5 Race Report

開催日 2014年8月9日(土)~10日(日)
開催地  富士スピードウェイ(静岡県小山町)
レース FUJI GT 300km RACE 4.563km x 66周 参加台数 : 24台(GT300)
天候 9日 : 曇り 10日 : 雨 観客数 : 45,000名

 8月10日(日)に富士スピードウェイにおいてSUPER GT第5戦FUJI 300kmレースの決勝が行われ、予選クラス1位の#61 SUBARU BRZ GT300(佐々木孝太/井口卓人)が今季初優勝を果たしました。

【土曜日】
 午前中の練習走行でも速いタイムを連発していたSUBARU BRZ GT300でしたが、午後2時からのQ1セッションでも井口卓人は危なげない走りを見せていました。「トラフィックがクリアでない周回だったのですが、井口がポンと良いタイムを出してくれたので、Q1はそこで終わりにしました」とSTI総監督の辰己英治は語っています。

 Q2は佐々木孝太がタイムアタックに臨みました。R&Dスポーツのピット前に陣取ったSUBARUファンシートからは、コウタ、コウタというかけ声が聞こえます。その期待に応えるように、佐々木は1分38秒419のスーパータイムを記録します。がしかし、直後に#31 PRIUSがそれと同タイムを出して横に並びました。佐々木は、渾身の力で再アタックに挑み、さらに0.16秒短縮するベストタイムをマーク。今季2度目のポールポジションを確定しました。

 佐々木は、「Q1で#55が速かったので、追いつけないかもしれないと思いました。しかし、井口の情報からタイヤ内圧を調整し、最後まで集中を切らさなかったのでベストタイムが出せました」と語っています。

【決勝レース】
 レースは通常より1時間遅い午後3時にフォーメーションラップが開始され、ウェット路面だったためセーフティカー(SC)先導のままでレースはスタート。3周目にグリーンフラッグとなりました。

 佐々木がスタートドライバーをつとめたSUBARU BRZ GT300は好スタートを切り、序盤からグングンと後続を引き離しにかかります。そののち雨が強くなったためSCが導入され、さらには赤旗が提示されてレースは中断されてしまいます。そして、再開後は徐々に路面コンディションは回復傾向となっていきました。そんな不安定な中でも佐々木が十分なアドバンテージを築いたため、44周目にピットインしますが、井口は1位のままコースに戻ることができました。

 さらに井口も速いペースで周回し、その後タイヤの摩耗をセーブする走りに切り替えましたが、背後を脅かされることなくポジションを固めます。終盤は再び激しい降雨となったためSCランとなり、そのままレースは終了。井口は、クラストップでチェッカーフラッグを受けました。

 STI総監督の辰己英治は、「これまで苦手だった富士でポールトゥフィニッシュを果たせたことは、この上ない歓びです。ドライバーの頑張りもこれまで以上でしたが、前回のSUGOでの失敗からチームが一丸となって取り組んだ賜物だと思います。良い流れを引き寄せることができました。また、コーナリングスピードを磨き続けた私たちのクルマの方向性が、正しいことも証明されました」と語っています。

 SUBARUに移籍後初めてウィニングランを経験した井口は、涙ぐみながら「レースで勝てるクルマ作りを公言していながら果たせていなかったので、本当に嬉しいです。去年初優勝を経験した鈴鹿1000kmを前にしたこの富士で勝てたことは、もの凄く大きいと思います。重くなって厳しいですが、頑張って鈴鹿2連勝を目指します」と語っています。

【GT300決勝 結果】 62Laps
Pos No Machine Driver Time
1 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 佐々木孝太/井口卓人 2h56’39”765
2 11 GAINER DIXCEL SLS 平中克幸/ビヨン・ビルデハイム 3.320
3 86 クリスタルクロコランボルギーニGT3 細川慎哉/山西康司 5.362
4 4 グッドスマイル初音ミクZ4 谷口信輝/片岡龍也 8.457
5 60 TWS LM corsa BMW Z4 飯田章/吉本大樹 12.466
6 31 OGT Panasonic PRIUS 新田守男/嵯峨宏紀 14.514

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