ブリヂストンが、2010年F1最後の4戦で使用するタイヤコンパウンドを発表した。開催が実現するのかどうか懸念されている韓国GPには、ソフトとハードのコンパウンドが持ち込まれることが決まった。
日本と韓国ではソフトとハード、ブラジルとアブダビではスーパーソフトとミディアムが選ばれ、ひとつ間をおいたコンパウンドの組み合わせが採用されている。
「最後の配分の中で最も興味深い問題は、韓国にどのタイヤを持ち込むかということだ」とブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部フェローの浜島裕英氏がコメントしている。
「新規レースに関しては、FIA、サーキット、チームと細かく相談して決定するのが常だ。こういった情報に加えて、我々は常に安全性を重視している。そのため、韓国での初レースでは、当然のことながら、比較的保守的な選択をした。韓国用のタイヤは、今、サーキットに送り出そうとしているところだ。7週間後にこのサーキットに行って新しい施設を見るのがとても楽しみだ」
「鈴鹿はタイヤに非常に厳しいので、ハードとソフトというハード寄りのコンビネーションを選んだ。一方でサンパウロとヤスマリーナにはスーパーソフトとミディアムというソフト寄りのコンビネーションが適している。ハードとスーパーソフトの組み合わせも検討したが、コースの特性から考えて、これは採用しなかった」