株式会社D1コーポレーション

「OSAKA DRIFT in 舞洲」初開催
4月13日 (土) グランツーリスモ D1GPシリーズ第1戦
総合優勝は古口美範!
単走優勝は岩井照宣!

4月14日(日) ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4
地元大阪で川畑真人が勝利!

 株式会社D1コーポレーション (所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木賢志)は、4月13日(土)~ 14(日)の2日間、「OSAKA DRIFT in 舞洲」を舞洲スポーツアイランド空の広場・特設コース(大阪府大阪市此花区)で開催した。
 13日(土)のD1GPシリーズ第1戦には、4,001人、14(日)のエキジビションマッチ「ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4」には5,464人の観衆で会場は賑わった。

 グランツーリスモD1GP開幕戦の13日(土)は、今大会よりD1独自の機械審査システム 『D1 Original Scoring System * (通称:DOSS=ドス) 』を導入し、機械の算出した得点と審判員による審査で行われた。
 午前中に行われた単走決勝では、コースレイアウトとDOSSの採点システムにうまく走りを合わせられた岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe)が、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)や今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)らシード選手を抑え優勝を果たした。
 また午後に行われた追走トーナメントでは、決勝で上野高広(TEAM VERTEX)と古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が対戦。古口は過去にお台場・セントレア特設会場コースでDOSSを採用したエキジビション「D1チャンピオンズ」で総合優勝の経験があり、上野もセントレア特設会場コースの「D1チャンピオンズ」では2年連続単走優勝をしており、実力のあるふたりの戦いとなった。
 1本目、振り返しで角度が浅かった上野は、アクセルを踏んで角度をつける走りを試みるも曲がりきれず、アウトにはらんでクラッシュし走行不能となった。これにより古口が総合優勝を飾った。
 14日(日)「ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4」は、過去のD1GPシリーズチャンピオンおよび優勝者と、前日の第1戦成績上位者3名を加えた24名の選手によりエキジビションマッチが開催された。この競技は午前中に2ブロック、午後に2ブロックに割り当てられた選手たちが、追走トーナメントを勝ち上がっていく方式で行われ、決勝では、Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTSの佐久間達也と川畑真人のチームメイト同士の対戦となった。最後まで集中力を切らさなかった川畑が、佐久間のマシンに角度をきれいに\f合わせた完璧な走りを披露し、地元大阪で優勝を決めた。

*「D1 Original Scoring System(通称”DOSS”)」は、「車速の最大値」、「平均車速」、「平均角度」、「角度の変化」、「車両の振りの鋭さ」などを機械計測して採点を行うGPS機能を応用した車載計測器のこと。

~D1GPシリーズ第1戦~
【4月12日(金)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選
 初開催となった舞洲スポーツアイランド特設コースは、一度振り返してから審査席前に向かうコースレイアウトで行われた。単走はDOSSが算出した得点をベースに、人間の審判員がラインや迫力などに応じて加減点を行い、審査が行われる。
 審査区間で特に重要なのが、コースの前半部分、振り出しから審査席前へ飛び込む区間だ。振り返しの区間で最高速度を測っていることもあり、スピードを保って振りだし、鋭く振り返すことが高得点へのカギとなった。
 この日、予選で活躍したのは西日本から参加した選手勢。地元大阪の唄和也(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo. & B-west)がスピードをのせた振り出し、勢いのある振り返しと迫力ある走りを披露、99.02点でトップ通過。D1SLチャンピオンの田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES)、横井昌志(D-MAX)も実力を発揮し予選を通過した。
 また7年ぶりにD1GPフル参戦の元チャンピオン三木竜二(Guild AMW with LFW)は、狙いに近い走りを見せるもミスにより予選通過はならなかった。

【4月13日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝
 単走決勝も予選同様にDOSSと審判員により審査が行われた。得点につながる走りのポイントも予選と同様だが、よりポテンシャルの高いマシンが多くなったせいか、進入速度は高くなり、計測されるセクター2の最高速度も120km/h台後半を出す選手が続出した。
 その中、インドネシア人ドライバーのエマニエル アマンディオ(WEDRIFTEAM)は完成度の高い走りで98.88の高得点を出し、横井昌志(D-MAX)は鋭い振り返しと大きな角度を見せて99点台をマーク。しかし、シャルマンに乗る岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe)が、クイックな動きに高いアベレージスピードで100.86点*を叩きだしトップに立った。その後、今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)が完成度の高い走りで100点超えをマーク、さらに川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)も切れのある振り返しと大きな飛び込みの角度で今村を上まわる得点となるも、岩井には及ばず、岩井が初の単走優勝を果たした。

*今シリーズの採点方法はDOSSの得点に審判員が加減・減点するため、100点を超えるケースがある。

【岩井照宣選手コメント】
 クルマとDOSSとの相性や、DOSSが初めてだったのでシード選手の走りが固まりきっていなかったのか、結果的に自分にとってよかった要素がたくさんあったと思います。ずっと乗りつづけてきた旧車(シャルマン/A35)で、「単走でも追走でも1回は1番になりたい」と思っていたので、今回の単走優勝はとても嬉しく、満足しています。

■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)
 ベスト16最初の戦いでは、単走優勝者の岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe)が、上野高広(TEAM VERTEX)に敗北。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)vs日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)、今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)vs手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)、佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)vs古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)のシード同士による対戦では、日比野は飛び込みで流されるミス、手塚も振り返しが遅れてしまうミス、さらに佐久間は最後のヘアピンでスピンし敗北となった。
 この日ベスト4に勝ち上がったのは上野、横井、川畑、古口となり、決勝は上野vs古口の対戦。上野は5年ぶりの決勝進出で、12年ぶりの優勝がかかっていた。1本目、上野は高いスピードで振り返してきたが、角度をつけきれず、アウトに膨らんでしまい、スポンジにひっかかってクラッシュしてしまう。これにより左フロントを大破した上野は走行不能になり、古口の優勝が決まった。

【古口美範選手コメント】
 単走が11位だったので、追走は無我夢中で思いきって走りました。DOSSの採点は走行ラインなど厳しい基準があるので、その点も頭に入れながら、ミスをしないように、対戦相手のクルマにガッチリついていこうと攻めた気持ちで走りました。また、ファンのみなさんの応援を感じることができたので、熱い走りができたと思います。
 カラーリングやクルマの仕様も変わって、チームが自分に合ったセットアップに仕上げてくれたので、とても乗りやすいクルマになりました。これからもっともっといい走りができると確信しています。

\f~D1GPエキジビション「ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4」~

【4月14日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■ブロック戦
 14日は、過去のシリーズチャンピオンや優勝経験者、昨年のランキング上位選手に、前日の第1戦上位選手3名を加えた、計24名によるエキシビションマッチ「ALL TSUISO BATTLE D1 QUICK 8×4」が開催された。
 まずは昨年のランキング上位から16名がAブロック、Bブロックに割り当てられ、それぞれブロック優勝者を決める。残りの選手はCブロックとDブロックに配分されるが、Aブロック、Bブロックでの上位敗退者と敗退者の中の前年度ランキング上位者は敗者復活としてCブロック、Dブロックに再配分され、それぞれブロック優勝者を決める。
 Aブロックの決勝戦では、アグレッシブな追走を見せていた末永正雄(RE雨宮 SUNOCO with YOKOHAMA)と、スピードや大きな角度を見せていた日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)が対戦。末永(正)が日比野にマシンをギリギリに寄せる攻めの走りで勝った。
 Bブロックは、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)と川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が決勝で対戦。再戦までもつれたが、川畑がスピードで末永(直)を上回り勝った。
 Cブロックは、敗者復活から勝ち上がってきた佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)と、2011年D1SLシリーズチャンピオンの田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES)が決勝で対戦。2本目の後追い時に田中がミスをして佐久間が勝った。
 Dブロックは、いずれも敗者復活から勝ち上がってきた谷口信輝(HKS)と古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が決勝で対戦。2本とも谷口にミスが出て 古口が勝った。

■TOP4単走
 各ブロックの勝者となった、末永(正)・川畑・佐久間・古口の4人は追走トーナメントで優勝を争うが、その対戦の組み合わせを決めるために、2組1本ずつの単走が行われた。ここでは、一般来場者の中から選ばれた5名が審判員をつとめ、その勝敗を判定した。まずは末永(正)と古口が対戦。古口はきっちりとラインをトレースしつつアクセル全開度をアピール。判定は3対2で古口が勝った。次に川畑vs佐久間の対決では、早めのアクセルONからタイヤスモークをアピールした川畑が、5対0の判定で勝利。これによって、トーナメントの組み合わせが決まった。

■TOP4追走
 追走準決勝。最初の対戦は佐久間vs古口。1本目、後追いの佐久間は最後のヘアピンで古口に詰まったことでドリフトが戻ってしまい、大きく古口にアドバンテージがついた。しかし2本目、審査席前への飛び込みで後追いの古口が佐久間をプッシュしスピンさせてしまい、佐久間が逆転勝ちした。準決勝もうひとつの対戦は、川畑vs末永(正)。両者スピン&クラッシュで再戦にもつれると、お互いギリギリのハイスピードバトルを繰り広げ、再々戦でも決着がつかなかったため、先行時のDOSSの得点差によって勝敗が決まるルールにより、僅差で川畑が決勝進出を果たした。
 決勝のカードは佐久間vs川畑のチームメイト同士の対決。1本目、後追いの川畑は振り返しからタイミング、角度を佐久間のマシンにきれいに合わせて接近ドリフトを見せた。2本目は佐久間も川畑のマシンについていったが、1本目の川畑ほどの寄せは見せられず、完璧な走りを披露した川畑が優勝を飾った。

【川畑真人選手コメント】
 末永正雄選手との準決勝は疲れました。自分で自分の首を絞めてしまったのですが、苦しかったです。その後の決勝戦は、チームメイトの佐久間選手との対戦だったので、「最高の走りをみせよう」というプレッシャーから解放され、「絶対にいける」という自信がある状態で走りました。
 開幕戦3位、そしてエキジビション優勝ということで、今シーズンのいいスタートが切れたと思います。勝つことも大事ですが、勝ち方にもこだわり、観てくださる方が喜んでくれる走りを見せられるように、これからも頑張っていきたいと思います。

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