DENSO SARD SC430
トップを争うも残り2周、無情のマシントラブルでストップ
http://www.sard.co.jp/race_r/r2011/rd7/report.html

2011 SUPER GT 第7戦「SUPER GT IN KYUSHU 250km」(10/1-2)
オートポリス(1周4.674km)
入場者数:予選12,500名、決勝23,500名 合計36,000名

 10月2日(日)、SUPER GT第7戦「SUPER GT IN KYUSHU 250km」の決勝が行われ、ポールポジションからスタートしたDENSO SARD SC430は、石浦が好ペースで46号車を抑えてトップをキープ。その後ハイペースで順位を上げてきた23号車に26周目のヘアピンでかわされるも、その23号車と27周終了時に同時ピットインで攻勢をかけ、ピットワークでトップを奪い返す白熱した争いを演じた。交代した井口も23号車を抑えていたが32周目の3コーナーでかわされ2位に。続いて背後に迫った46号車を52周目まで抑える2位キープの健闘の走りを見せた。しかし、53周目の1コーナーで突然スローダウンしコース脇にストップ。あと残り2周、無情にもマシントラブルによるストップで15位完走扱いとなった。

 ドライバーポイント獲得ならずランキング8位(合計29点)、チームポイントでは1点を獲得し9位(計47点)となった。シリーズ最終戦となる第8戦は10月15日(土)・16日(日)にツインリンクもてぎで開催される。

■公式練習走行
 シリーズも大詰めを迎え残すは2戦。2年ぶりの開催となる九州は阿蘇山麓のオートポリスが第7戦の舞台。決勝は250kmで1回ピットストップ。予選方式はスーパーラップ方式となる。標高が高く高低差が52mとアップダウンのあるコースで、路面はタイヤへの攻撃性が強いサーキットとして知られ、コース幅が狭くアクシデントも発生しやすい難コース。サードにとって過去7回の開催のうち、2003年優勝、2004年2位、2007年3位と割りと験の良いコース。

 DENSO SARD SC430は、前回の富士で今季2度目のポールポジションを獲得、決勝は終始リードを保っていたが不運で落とす結果に。しかしながら好調さは維持しており、逆転タイトル獲得へは少なくとも表彰台獲得が必須。第7戦は獲得ポイントイコールの29kgのウェイトハンディ搭載となっている。タイトル争い見越した激しく厳しい接近戦が予想される中、我々はタイトル争いに生き残るため最低条件となる表彰台を不撓不屈の精神で狙っていく。

 1日(土)午前中の公式練習走行は、気温18度/路面温度24度の晴れ。9時から1時間45分のセッションが始まり、開始18分経過後に満を持してコースインした石浦がまずは1分41秒708のその時点で2番手タイムを叩き出す。その後いくつかのセットを試しながらクルマのバランスを詰めていった。次に井口が18周目から石浦の使用したユーズドタイヤの確認を行い、午前中の公式練習走行を終えた。練習走行ではトータル26周を走行し、石浦のマークした1分41秒708で3番手となった。

■公式予選
 1日(土)12時からの公式予選1回目は気温21度/路面温度36度に上昇。最初の混走25分間のセッションでは井口から走行を始め、予選基準タイムをまずクリア。続いて石浦もニュータイヤを装着しての確認走行を行った。12時35分からのGT500クラス単独となる10分間のセッションでは、真っ先に石浦がコースイン。クリアラップの状態で、各セクター全体ベストを刻んでいく快走を見せ、1分40秒486の2位でスーパーラップ進出を果たした。

■スーパーラップ:破顔一笑、石浦が今季3度目のポール獲得
 9番目にコースインした石浦。「悩んでいましたが最終的にエンジニアを信頼してすべてを任せて、セット変更して臨んだスーパーラップ。決勝重視のタイヤだし、46号車が1回目の予選で速かったので出せる力を振り絞ってベストを尽くそうと思ってました」と記者会見で語ったとおり、余計な迷いを断ち切ってドライビングに集中した石浦が丁寧に1コーナーに進入。セクター1は2番計時。続くセクター2でも「よく曲がって気持ち良く走れ、この週末1番のフィーリングでバランスが良かった」とまさにオンザレールで安定した走りを披露した。練習走行からもトップクラスの速さを見せていたセクター3も「これ以上のタイムは出せない」とアタック直後に語った様に全開で攻めきった石浦は、1分39秒901のトップタイム。続いてアタックを行ったポイントリーダーの46号車を僅か1000分の1秒差で押さえ込み、前戦に続く2連続、そして今季3度目のポールポジションを獲得した。

■石浦宏明
「第5戦鈴鹿後のオートポリステストで普段とは違う色々なセッティングを試し、クルマとタイヤのマッティングを進め、ミシュランタイヤの高い性能を今回引き出すことが出来た。このオートポリスは井口も地元九州で僕の父も熊本出身で親族も多く、特別な気持ちで戦っている。明日の決勝は、スタートタイヤは決勝重視のタイヤですし一番前からスタートできるということから作戦の幅も広く自信はあります。自分たちの力を出し切って前戦の雪辱を果すべく表彰台に上がれれば良いと思う」

■決勝
■フリー走行
 2日(日)9時20分からの決勝前フリー走行開始時は気温15度/路面温度20度の肌寒い天候となった。まず石浦が燃料を積んだ状態のフィーリングを確認。続いて10周目からドライブした井口も重い状態での確認を行った。フリー走行はトータルで17周を走行し、4周目に石浦がマークした1分43秒586の5番手となった。続くサーキットサファリの時間帯はそのまま井口が走行し、決勝への準備を整えた。

■決勝スタート
 2日(日)14時スタート時は気温17度/路面温度24度の曇天。整然とした隊列でクリアなスタートが切られ、ポールポジションからスタートした石浦が駆るDENSO SARD SC430は、好ダッシュで後続との間隔を広げて1コーナーに飛び込んでいった。

白熱のトップ争いを演じた石浦
 スタートダッシュを決めた石浦は、1周目から2位を2秒以上引き離す良い出だし。2周目には決勝ファステストタイムとなる1分42秒236を叩き出し、一気に引き離す。そして、好ペースで2位46号車を抑えてトップをキープした。300クラスをラップダウンした10周目頃には2位46号車を10秒近く引き離すパーフォーマンスを見せ、盤石の態勢を整えつつあった。だが、その後ハイペースで2位に順位を上げてきた23号車に追いつかれ、白熱したトップ争いを7周にわたって繰り広げた。一気にペースアップした23号車に26周目のヘアピンで、ついにかわされてしまう。その23号車との駆け引きの中でピットワークで攻勢をかけるべく、石浦をピットへ呼び戻した。

無情のマシントラブルで井口がストップ
 トップを争う23号車と同時のピットイン。22秒8の素晴らしい速さでピットワークを終え、井口を5秒以上も速く送り出し、23号車からトップを奪い返すことに成功。井口もアウトラップで踏ん張り23号車を抑えた。そして、1周先にピットインしタイヤの温まった3位46号車が迫り、三つ巴のトップ争いとなった。32周目の3コーナーでハイペースの23号車にかわされ2位となるも、続いて背後に迫った3位46号車を52周目まで抑える2位キープの走り。しかし、53周目の1コーナーで突然スローダウンしコース脇にストップ。あと残り2周、無情にもマシントラブルによるストップで15位完走扱いとなった

 ドライバーポイントは獲得ならずランキング8位(合計29点)、チームポイントでは1点を獲得し9位(計47点)となった。残り2周、無情なマシントラブルで表彰台を逃す結果となったDENSO SARD SC430ではあるが、依然として高い実力を持っている。今度こそはと気持ちを切り替えて臨むシリーズ最終戦の第8戦は、10月15日(土)・16日(日)にツインリンクもてぎで開催される。

■石浦宏明
「調子が良いだけに今日の事は、これまでに無かったぐらいの悔しさです。今季タイトルの可能性は無くなってしまいましたが、シリーズ上位に食い込めるように最終戦のもてぎに向けて集中していきたいです」

■井口卓人
「ピットワークでトップを奪い返して良いペースで走れていただけに、あと2周でストップなんて、言葉に出来ないぐらいの悔しさで一杯です。地元九州開催で多くの皆さんに応援して頂いて力をもらって感謝しています。次回最終戦も引き続きご声援よろしくお願いします」

■大澤尚輔監督
「あらためて勝つということの難しさを実感しています。 あと少しのツキというか運がなかったのか、非常に悔しいですね。 シリーズ最終戦のもてぎは、今季積み重ねてきた事に見合う結果を残して、 自分たちの目標が達成できればと考えてます」

TOYOTA MOTORSPORTS Channel
第7戦オートポリスのダイジェスト動画は以下のアドレスです。

■TOYOTA MOTORSPORTS Channel :第7戦オートポリスダイジェスト
 http://ms.toyota.co.jp/movie_sp/2011/gt/1001_auto.html

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