第3戦セパン、2位表彰台獲得でシリーズ3位浮上!
SUPER GT 第3戦セパンレポート

2013 SUPER GT 第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」(6/15-16)
セパンサーキット(1周5.543km)
入場者数:予選41,000名、決勝67,000名 合計108,000名

 6月16日(日)、灼熱の国マレーシアでの海外戦となるSUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝が行われ、セカンドロウとなる4番グリッドからスタートしたDENSO KOBELCO SC430は、緊迫した戦いの中で快走を見せ、ドライバーの走りとピットワークで上位に浮上。力強いレース展開で2位フィニッシュを果たし、ドライバーポイントでは15点を獲得(合計11点)、チームポイントでは18点を獲得(計35点)し、シリーズランキング3位に浮上した。次の第4戦は7月27日(土)・28日(日)に杜の都仙台近郊のスポーツランドSUGOにて開催される。

○公式練習走行
 チーム一丸となって昨年の再来を目指し一時トップ快走も4位となった第2戦富士から約1ヶ月半。インターバルの間に念入りな整備と十分に準備を重ねてきたDENSO KOBELCO SC430。第3戦は赤道近くに位置する灼熱の国マレーシアはセパンサーキットが舞台となり、韓国エキシビションが延期となったため今季唯一の海外戦。このセパンを皮切りに暑さの厳しい3連戦(セパン、SUGO、鈴鹿)が続くことになる。予選方式はノックアウト方式(Q1・Q2)、決勝は約300km(54周)で争われ、ピットストップは1回。ウェイトハンディは22kgを搭載する。ここセパンでトヨタ陣営が勝ったのは遡ること9年前の2004年の我々「デンソーサードスープラGT(デュフォア/クート組)」。ここでの雪辱を晴らす筆頭として先陣を切る意気込みで臨んでいる。コースは比較的フラットであるが、酷暑によってドライバー、タイヤ、クルマに厳しく、またスコールによる降雨の影響も大きい。チームは1月末のセパンテストで合計2,000km以上も走り込み新しいデータも得て準備を整えており、シリーズ上位浮上のためにも多くポイントを獲得したいところ。チームは一意専心、力の限りを尽くし上位を狙っている。また今回は日本からセパン観戦応援ツアーが催行され、チームへの力強い声援が現地で送られている。

 15日(土)午前の公式練習走行は曇りがちながらも蒸し暑く厳しい天候となった。気温35度/路面温度48度まで上がり、1日の中でも暑い時間帯となる13時からの混走セッションでは、まず石浦からドライブしクルマのフィーリングを確認。全体的にグリップ感が弱いとのコメントながらも1分57秒456の3番手タイムと出だしはまずまず。調整を施し再度コースインした石浦は、クルマが良い方向にセットが進んだとのことで次のタイヤを確認。15周目に1分56秒710のトップタイムをマークしてみせた。続いて脇阪が、石浦が装着したユーズドタイヤをそれぞれ履いて燃料を積んだ状態でのフィーリングを確認。好ペースでラップを重ねた。公式練習走行終わりのGT500単独10分間のセッションでは脇阪がQ1アタックシュミレーションを行い、1分57秒122のタイムをマーク。公式練習走行では37周を走行し、石浦が15周目にマークした1分56秒710のトップタイムでQ1/Q2への準備を終えた。

○公式予選
■Q1:脇阪が6番手でQ2へのタスキをつなぐ
 15日(土)公式予選Q1は、気温35度/路面温度42度と若干温度が下がった中で16時45分から開始。観戦ツアー一行の熱い声援を背にクルマに乗り込んだ脇阪は、開始8分後に満を持してコースイン。タイヤのピークをベストにアジャストさせるべくウォームアップを丁寧に施していった。練習走行時のデータグラフをつぶさに検証してタイムの稼ぎどころを入念にチェックしていた脇阪。クルマの特性を活かしたドライビングで3周目にまずは1分56秒325の6番手タイム。その後もタイヤのピークをまだ引き出せる余地が残っているのを感じている脇阪は4周目もアタックを続け自己ベストセクタータイムを更新し攻めていき、1分56秒054とコンマ3秒削る6番手タイムで、Q2へのタスキを石浦につないだ。

■Q2:石浦がセカンドロウとなる4番グリッドを獲得
 17時30分に始まったQ2。気温33度/路面温度41度と暑さも和らいだ中、石浦が残り7分ほどでコースイン。脇阪からのインフォメーションを聞いてポールを狙いアタックに入っていった。1周目のタイムを早めに走るか遅めに走るかなども重要なウォームアップラン。路気温が下がった中でタイヤの空気圧の調整も含み様々な要素を織り込んで調整を施したクルマで、攻めたドライブをする石浦は、3周目に早々と1分55秒949の4番手タイムをマーク。続けて4周目もアタックを行い、1分55秒751とタイムを削り、決勝はセカンドロウとなる4番グリッドを獲得した。まだセットに入れ込み煮詰めたい要素もあるとコメントした石浦。十分に戦えるポジションからのスタートとなった。

○決勝
■フリー走行
 16日(日)決勝日朝のフリー走行開始時は、気温33度/路面温度41度の晴れ。マレーシア特有の湿気を伴う暑さの中で、11時から30分間のフリー走行が始まった。路面温度が次第に上がっていく厳しいコンディション。最初に石浦からドライブし、クルマの状態を確認。全体的に各車ともペースが上がらない感じのコンディションの中で10周を走行して脇阪と交代した。脇阪も4周にわたって丁寧にクルマを確認。公式練習走行は14周を走行して1分59秒193の8番手となった。11時40分からのサーキットサファリではトータル11周を走行し、決勝への準備を整えた。

■決勝スタート
第1スティント:石浦が厳しいコンディションにもペースを堅持
 16日(日)14時決勝スタート時点は気温35度/路面温度47度のドライコンディション。セカンドロウ4番グリッドからスタートした石浦が駆るDENSO KOBELCO SC430は、1コーナーで外側からきた1号車に先行を許すもトップ集団で追走。7周目に逆に1号車を1~2コーナーで抜き返した。その後、2位争いは激化。テールトゥノーズの接近戦となった。だが全体的に各車レースペースが遅めで、お互いに探り合いの状態で膠着した展開に。クルマのバランスはスティント終盤にアンダー傾向がきつくなり始め、リアタイヤも出やすい状態となってきた。懸命に巧みなステアリング捌きで修正しながらペースとポジションをキープする石浦。周りの状況をみながら前を行く37号車に合わせる形で26周目でピットインをすることとなった。

第2スティント:脇阪がトップ差をつめるも一歩届かず
 ピット作業は約34秒ほどで素早く脇阪を戦列に送り出す。27周目2位で復帰した脇阪は4秒ほど前を行くトップ12号車を追いかけた。じりじりと差を削っていきタイヤをいたわりながらトップを追走。37周目にはその差を2秒8とギャップを削り、虎視眈々とトップの座を狙っていった。だがある程度近づくと12号車もペースを上げて引き離しにかかる。そして今度は100号車が後方から詰め寄ってくるという上位3台による牽制し合う神経戦となった。残り10周の勝負所でペースを落とさず安定したタイムを刻む脇阪。100号車とは4秒以上にギャップを拡げ引き離しに成功。トップ12号車とは再び2秒7ぐらいに差を詰めるも一歩届かず2位表彰台フィニッシュとなった。

 ドライバーポイントでは15点を獲得しランキング3位(合計26点)に。チームポイントでは18点を獲得しランキング3位(計35点)に浮上した。次の第4戦は7月27日(土)・28日(日)に杜の都仙台近郊のスポーツランドSUGOにて開催される。

脇阪寿一
「決勝では良い方向に進んだのですが12号車を追い切るところまではいけませんでした。しかし週末を通じてチームとしてしっかりとした仕事ができたと思います。決勝前に日本から遙々駆けつけてくれた応援団の皆さんにエールを頂き表彰台獲得という約束を守れたことが何よりです。シリーズランキングも3位に浮上し、ここからが勝負ですね」

石浦宏明
「公式練習走行ではトップタイムでしたが詰め切れない部分がありました。決勝前にもいじっていて、その修正が良い方向に進んで、レースの組み立ても良かったです。速さ的には少し足りないところがあったかもしれませんが、強いレース運びで表彰台を獲得することができました。応援ツアーの皆様、熱い声援ありがとうございました」

大澤尚輔監督
「このレースの目標であった表彰台を獲得できて、今後のシリーズを戦う上で非常に良い結果となりました。レース内容もしっかりとした戦い方ができたと思ってます。次戦SUGOはウェイト的に厳しい展開が予想されますが、タイトル獲得へ向けて頑張っていきたいと思いますので、引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします」

本日のレースクイーン

苗加結菜なえかゆうな
2026年 / オートサロン
東京オートサロン2026イメージガールA-class
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円