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投稿日: 2012.08.28 00:00
更新日: 2018.02.16 10:58

DIJON Racing、S耐岡山は6位完走を果たす


スーパー耐久シリーズ2012 第4戦 スーパー耐久&F3レースin岡山 レースレポート
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スーパー耐久シリーズ第4戦 スーパー耐久in岡山/岡山国際サーキット

2012年8月25日(土)公式予選 8月26日(日)決勝レース
岡山国際サーキット  レース距離:3時間

DIJON Racing  クラス :ST4  ゼッケン:No.48
車両名:DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5
チーム監督 :井上恵一  
チーフエンジニア :水越真一  チーフメカニック:福岡学 レースエンジニア :佐藤賢二 
ドライバー :Takamori博士 / Scott / 井上恵一
タイヤ:YOKOHAMA  参戦車両 :ホンダ インテグラDC5
技術協力:ミネルバレーシング、株式会社エンドレスプロジェクト、株式会社和光ケミカル

予選 総合32位/ST4クラス11位
決勝 総合16位/ST4クラス6位 (完走:93Lap)

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■スーパー耐久シリーズ第4戦 『スーパー耐久&F3レースin岡山』
DIJON RacingはST4クラスに参戦

 真夏に開催されるスーパー耐久シリーズ第4戦(岡山国際サーキット)は、マシンやドライバーへの負担が大きく、サバイバルレースとなる事が多い。3時間先のチェッカーを受けなければ完走扱いとはならないため、単純に速いだけでは勝てず、ドライバーがマシンへの負担を最小限に抑え、3時間後のチェッカーフラッグを目指すレースマネージメント力が問われるレースである。

 このサバイバルレースを勝ち抜くために、チームでは緻密な作戦が重要であり、今回、DIJON Racingは3人のドライバーでレースに望んだ。レギュラードライバーのTakamori博士(Aドライバー)と井上恵一(Cドライバー)に加え、育成ドライバー枠から、スーパー耐久初参戦となるScott選手をBドライバーに起用した。

 今回のエントリー台数は44台、そのうち、ST4クラスはクラス最大の13台のエントリーを集め、予選/決勝ともに熾烈な争いになる事は必然で、経験豊富なドライバーに新進気鋭のルーキードライバーを加え、チームの総合力をもって上位入賞を狙う。

■予選(8月25日)
 この日の岡山国際サーキットは残暑厳しく、強い日差しが照り注いでいた。今回は2Dayイベントという事で、予選セッションは土曜日に行われた。13時15分、DIJON Racingが参戦するST4/5クラスのAドライバー予選が開始。このセッションはAドライバーのTakamori博士がコースイン開始とともに早目のアタックを行い、タイヤ温存のために、合計2周を計測し1'46.844で総合32位/クラス10位に付ける。

 その後14時00分から行われたST4/5クラスのBドライバー予選では、Scott選手が効率的に時間を使い、4周を計測し、今週末の自己ベストタイムとなる1'47.957を記録し、クラス12位に付ける。

 スーパー耐久はA/Bドライバー予選の合算タイムでスターティンググリッドが決まるため、DIJON Racingの合算タイムは3'34.801となり、明日の決勝は総合32位/ST4クラス11位のグリッド位置を獲得した。

 続いて行われたCドライバー予選では、Cドライバーを登録している36台が出走し、井上選手が1'48.988で総合23位/クラス6位のタイムをマークして基準タイムをクリアし、Cドライバー予選を通過して明日の決勝出走資格を得た。

■決勝(8月26日)
 岡山国際サーキットには6,000人の観客が来場。この日も朝から雲は多少あるものの強い日差しが照りつけ、昨日に続いての厳しい暑さの中、8時30分から30分間に渡ってフリー走行が行われた。DIJON Racingは決勝レースに向けての最終確認を行うべく走行を重ねた。チーム内最大周回となる8周を走行した井上選手の1'48.314がベストタイムとなり総合27位/ST4クラス9位でこのセッションを終了。午後から行われる決勝レースを迎えるのみとなった

 午後になっても相変わらず日差しは強いまま、13時23分に総勢43台のマシンが一斉にスタートした。

 今回のスタートドライバーは経験豊富なTakamori博士が務める。スーパー耐久のスタート方式は、ローリングスタート形式を取るが、Takamori博士は、スタートを上手くまとめ、1コーナまでに2台のマシンを抜き、T5でさらに1台のマシンを抜き、ポジションアップを図る。しかし、その直後、バックストレートで数台が接触コースアウトするアクシデントが発生し、すぐさまセーフティーカーが導入される事となった。

 T6でSCボードを確認したTakamori博士とピットとの無線交信で、SCを利用したドライバー交代を打ち合わせ、チームはすぐさまTakamori博士をピットに呼び寄せ、Scott選手にドライバーチェンジし、素早い作業でロスタイムを最小限にコースへ復帰させる。

 スーパー耐久はレギュレーションで2回のピットインが義務づけられているため、DIJON Racingはその2回のうちの1回をここで消化するという作戦へと変更。この時点でピットインを行うチームはまだ少ないため、いずれライバル勢のピットストップの間に順位は上がって行くだろうとの目論見。そして作戦変更により、3時間弱を1回のピットストップを挟んでScott選手と井上選手で担当するという作戦だ。

 レースは序盤からペナルティやアクシデントで後退するマシンが多く荒れたレース展開となったが、Scott選手は落ち着いた走行を続ける。37周を終えたところで2回目のピットイン。井上選手に交替して後はチェッカーを目指すのみとなった。DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S SC5はレース時間の2/3を経過する頃には総合21位/ST4クラス7位まで徐々に順位を上げて行った。

 レース時間が規定の3時間を迎え、DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S SC5は93周を走行、井上のドライブでチェッカーフラッグを受けた。総合16位/ST4クラス6位で見事入賞を果たし、6ポイントを獲得した。


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